阪府の皮革イベントです。
http://www.pref.osaka.jp/shogyoshien/shogyoshinko/wakuwaku.html

講演「足と健康について」っていうのが気になったので、申し込みしてみたのです。
会場は四つ橋線岸里駅すぐの大阪市立西成区民センターホールなのですが、そもそも「岸里」を「きしざと」と思い込んでいたぐらいでして、初めての土地。
※「きしのさと」だよ。きしざとで変換しても出てこないよ

大阪を全国区に知らしめた「西成区」でございます。
しかし、駅すぐにある西成区役所はピカピカの8階建てで、てっきりこの中にホールがあるんだと思い込んだぐらいです。
大阪市ってお金あるのネー(冷たい目)
あんまり知られていませんが、大阪市内でもこの辺は皮革業者が多いのです。

会場は区役所の隣にある、まるっきり体育館でした。
そうそう、市のホールってこういう形状です。
講演をされたのは (有)シューズミニッシュ 代表取締役 高本 泰朗 (たかもと やすお)氏
http://mini-shu.com/

お話は40分ぐらいでして、テーマである「足と健康について」というよりも
「オレと靴業界とリゲッタ」
でした。

Re:getA リゲッタ というのが看板商品です。
革靴にこだわっていたけど合成皮革にチェンジした経緯、量販店に卸した商品が翌年まるっとコピーされたが、コピーメーカーには本物は作れない、本物を作り量販店以外の販路を見つけたくだりなど、面白かったです。
パクった量販店って、たぶんあそこだよなーってなんとなく見当つきますね。



この手のウェッジパンプスは、ニューバランスからも「Aravon」というブランドで出ています。
http://aravon.jp/
2008年のNY旅行前にいくつか試着したけど、甲が全然合いませんでした、残念。
※2015年秋冬でAravonは終了

リゲッタパンプスの試着をしてみました。
会場にあったのはバンドがクロスしたタイプ。
Mを履くと右はピッタリ左はぎゅうぎゅう、Lはもう履かなかったけどいずれにせよ踵はゆるゆるだし、甲部分のホールドが全くなくてすっぽ抜けそう。

わかってはいたけど、わたしの足には全く向いてないタイプでした。
一応講演のあとで高本氏に直接「わたしの足、踵が小さくて甲が薄いんですが」と訊ねてみました。
氏の奥さんも同じような足だそうで、甲部分にベルトがある靴を選んでくださいって。
うん…知ってる…

ところでここのインソールはハーフカップで、土踏まずまでしかないです。
レディスとメンズの二種類をお土産でいただきました。
オーダーインソールを全面に入れてるので取っ替えてみましたが、全面とハーフでは前足部のホールド感が全然違うため比較にはならなかったです。
お話しでは「オーダーインソールよりもこのインソールの方が良かったという声がありました」と言われてましたが、その方のオーダーインソールがよほど粗悪な出来だった可能性もあるのでは。

もっとも、「万人に合う靴、インソールはない」と割り切っておられるので、その辺の靴ブランドに比べたら至極真っ当な意識でお仕事されてます。
なんせどん底借金生活から年商10億(今年度はたぶん12億)まで持ち直し、主力商品であるリゲッタより売れるブランドを作り出すことが目標だといわれてます。

そんで打倒・クロックスをあげて開発したのが、「カヌー」

【 リゲッタカヌー サンダル 】Re:getA RegettaCanoe 

アメリカの展示会で大好評だったそうですよ。
アメリカでは“リゲッタ”として販売するんだって。

フィッティングという点であまり得ることはなかったですが、若き社長の志や靴作りの姿勢などきけて、この業界にもこういう考えをもつ人がいるんだ、やっぱり新しい風はちゃんと吹くんだとわかりました。
ここの靴が合う人が羨ましいです。
もしサイズがあっても、テイストが全く違うので履けないですね。

値段的にも手頃だし、ショップも増えて通販以外でも手に入れることができる身近さがいいなー。
http://regettacanoe.com/shop/