調整のためタルタルガに行ったとき他のお客さんがいて、この人は「一年半ぐらい」の付き合いで、靴は全部タルタルガで作ってるそうです。
いいなあ。
タルタルガは幅細甲低の人が集まるお店だけあって、お客さんががんばって集めた幅細既製靴の情報も集まっています。
買ったあとのメンテナンスやアドバイスも受けられるので、ちょっとしたサロンです。
靴って購入したあとの方が大事だと実感しました。

さて、ここで幅細靴についてのレポートはいったん終了です。
この靴でわたしの足の形が変化するには、まだまだ時間がかかります。
ピイピイいいながらもこの靴をおすまし顔で履き続けていますが、会社で
「痩せた?」
「なんかスタイル良くなってない?」
っていわれました。

体重の変化は全くないから、たぶん姿勢がしゃんとしたからだと思います。
足が痛くなったときのために履き替え用のシューズを持ち歩き、焦らず慣らしています。
そして、靴のお値段をずっと書いてなかったですが、4万1800円です。
わたしが持ってる靴の中でダントツの価格だし、人にいうと
「1万の靴を4足買うわ」って言われます。
わたしだって、1万で売ってる靴が足に合うなら、4足買いたいですよ。
でもこれまでのパンプス歴において満足度はピカイチ、数々の死蔵パンプスに比べたら全く惜しくありません。


わたしたちは出かけるとき、必ず靴を履きます。
死ぬまで自分の足で出かけたいじゃないですか。
健康診断にも含まれない足のことを気をつけられるのは、自分だけなのです。
日本の靴における問題点は1970~80年代から指摘されていましたが、靴業界の本質的な問題は一向に改善されていません。

現在は健康産業の視点から、靴に対するアプローチがされているそうです。
リハビリ機関や整形外科、専門の医師が作るインソールですらもお粗末な実態を知り、もっと横の連携が必要な分野だと思います。

・いつまでも、美しく歩くために!
http://www.jlia.or.jp/enjoy/ashi/
(社)日本皮革産業連合会が平成19年に実施した調査結果です。
この結果が、業界に滲透して商品展開に反映してほしいと切に願います。




あと、ここからは靴のことを調べていて知っておいた方がいいと思ったことの番外です。
ひとつはこどもの靴の世界
もうひとつは、売り場がめっきり増えたウォーキングシューズをとりまく親世代の靴の世界
こちらは主に姫路アルプのブログから引用です。
あえて事実を認識するため、ダメ靴リスト作りました。