今週は椎名桔平が出演する時代劇を続けてみました。
ざっと感想を。

その1:火天の城
母が録画していたのを横で一緒に見ました。
2009年の映画なのですが、タイトルすら知らなかったです。


あらすじ:Wikiより
1576年(天正4年)、尾張熱田の宮大工、岡部又右衛門(西田敏行)は織田信長(椎名桔平)から、近江安土(現・近江八幡市安土町)に五重の天守閣を持つ城の設計・建築を命ぜられた。
「天高くそびえ立つ、天下一の城を作れ」
この物語は、立ちはだかる難問を岡部と周囲の人物たちの知恵と協力によって克服し、「安土城」として完成させるまでを描いたものである。

途中までは、めっちゃ面白かったです。
プロジェクトXが好きな人には、ツボ。
築城に向けて困難を一つ一つクリアーする前半の描き方に
「おっこれはおもしろそう!」
と乗り出したのに、後半から実にひどい。
どうしたんだろう、監督の意向になにか横やりが入ったとしか思えない迷走っぷりでした。

岡部又右衛門の妻役が大竹しのぶなのですが、演技はさすがめっちゃうまいです。
しかし、そのほかの女優陣はテキトーな扱いで、大竹しのぶ以外の女性が映るカットは全て不要でした。
一番ひどかったのは岡部又右衛門の娘役・凛です。
あまりの大根役者に
「これやってるの、誰!?」
と途中で席を立ち、検索して調べたわ。

犯人:福田沙紀

オスカープロモーションは、時代劇に口出しすんな…
福田沙紀は昨年の大河、清盛で八重姫役をしていまして、あの時はそれほどひどいと思わなかったから、多少は成長したんかな。

信長の暗殺シーンは違う意味で見所でした。
そもそもこのシーン自体全く意味不明な唐突さに加えて、奇々怪々なワイヤーアクションで我が家のリビングは凍り付いたね。
子供だましかーーーーーーーーーー!!

穴太衆(あのうしゅう)の石工頭を夏八木 勲(大好き!!)がやっていまして、左目アイパッチなんですよ、しっびーーーーー
しびれたわ、ほんまかっこよかったわ。
そして、椎名桔平の信長は存外はまり役でした。

この映画、絶対あそこでつっこみされてるはずと見に行ったら、
・2009年度 この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞
http://hakaiya.com/movie/wwant/2009/index.html
60位にいました。
思ったよりランク低いけど、コメント爆笑。
そして、ランクが低いってことは見に行った人がおらんってことやし、当たり前ですね。

こういう怪作にぶち当たるといつも思うのですが、製作委員会(制作者側)はちゃんと仕上がりをチェックしてるのかしら?
誰か止めてあげてよ。