隠神社奥社への所用時間は、参道入り口大鳥居から杉並木入口(随神門)までは徒歩約15分、そこから奥社本殿までは約25分といわれています。
大鳥居から随神門までは緩やかな坂道で足元は砂利、参道を挟むように山頂からの雪解け水が流れていて、せせらぎがとても気持ちよいのです。
ちっちゃい子でも、ここら辺はまだ大丈夫。

「1/fゆらぎ~♪」
「CDのせせらぎの音とは全然違うね!」
「fってなんのこと??」
と言いながら、のんびりのぼります。

参道の人は途絶えませんが、お盆の行列に比べたらマシでしょう。
それにしても気になるのは、サンダルの女性ですよ。
足場が悪いのもありますが、素足にサンダルでお詣りって… ないわ…

随神門に来ると、写真を撮る人がぐっと増えます。
これは私たちが行った27日、朝日が昇る随神門と杉並木です。
公式でこんな美しい写真が見れるとは僥倖なり。
http://www.togakushi-jinja.jp/news/post-247.html

友達がデジイチを持参している男性にシャッターをお願いして、ふたりで並んで撮ってもらいました。
デジイチ持った人を狙うとは、良いカンしてるな!

随神門を抜けたところから、本格的に杉並木の参道になります。
ここからはぐっと道幅が狭くなります。
さっきまで参道の傍を浅く流れていたせせらぎが「沢」になり、完全に杉の向こう側となります。
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杉がちょっと右方向に縒れてるのがわかりますか?

『冬の積雪の影響かな~』と思っていたのですが、どうも“気”の強い場所の杉はこうなるとか…
戸隠以外に鞍馬の杉も該当するそうなので、今度鞍馬に行ったら確認してみます。
※このあと9月に鞍馬に行ったけど、別に縒れてなかった

ここからは写真撮るどころではなく、石段と足場の悪い急な参道にゼイゼイと無言で挑むことに。
ちっちゃい子をおんぶしたり、先に行った大人に受け渡ししたり、
「ばあば、後ろから押して」
とねだる孫がいたりと(ばあばもしんどそうで「え~」ってゆってた)、様々な家族模様。

ようやく奥社手前にたどり着き、ベンチでほっと休憩をすると汗がどっと吹き出てだっくだくに。
この日、参道入り口の駐車場に着いたときは「ちょっと涼しいかな」と感じたのですが、意外と気温が上がったのと日差しがさすほどの好天となり、暑かったです!

ところで戸隠に参拝客が増加したのは、昨今のパワースポットブームだと認識しているのですが、おばちゃんからは違う情報を聞きました。
2010年JR東日本「大人の休日倶楽部」のCFにて吉永小百合がここを訪れた映像が使われたそうです。
東日本管内で放映されたのであろうこのCF、関西人のわたしが知るわけないです。
たしかに道中、注連縄が巻かれた杉が一本だけあり人が集っていました。
「なんやろう??」
と二人して疑問だったのですが、CFに使われたからだったのね。

お手水の水の冷たさに気も改まり、お詣りへ。

つづきます