べくら高原森の家は、草深い山道から突如出現します。
途中で「森の家→」っていう案内はあれど、全く見えないものだから、『えっどこどこ?』ってなっているうちにでーんと出現するのです。
すっごーい、コテージが並んでる…
http://www.nabekura.net/tomaru/cottage.html
コテージも涼山泊プランの対象ですが、シャワーしかついてないためお風呂は湯滝温泉というとこまで下りる必要があるのと、自炊なのです。
車がないわたしが一人で利用するのは到底無理なわけで。
でも楽しそうだよね~

あ、なべくらレポートは写真が一枚もありません。
ガイドが目的だったから、写真はなしです。
参考画像を貼っときます。

森の家入ってすぐの所に、でっかい … 謎の物体が並んでいます。
「コレなんですか??」
ときくと、
「スノーシューといって“西洋かんじき”です。
これを履くと雪の中をハイキングできるんですよ」
へえー!!
http://bit.ly/qjk8Am
スノーシュー
こんなのがあるんだー!!
森の家センターハウス内は、珍しいものだらけです。

もう一組の参加者は、コテージに宿泊している千葉から節電目的できたおじさんとおばさん夫婦でした。
おじさんは“いかにも山”なベストと帽子を着用してます。
「形から入るんだよ。初心者ですよ」
って笑ってた。
ガイドは20代であろう若い男性で、玉置(たまおき)さんといいます。
わたしの大好物のメガネ君です、ぐふふ。

おばちゃんからきいたのですが、森の家で働くスタッフはみな県外(都会)からの若い男女で、近くの集落の古民家を借り上げて共同宿泊所にしているそうです。
サイトにも雇用スタッフ募集要項が掲載されていました。
玉置さんは去年愛知県から来たそうで、「冬は何してるんですか?」と訊いたら「雪かきです!」
あ~なるほど、それは若い人でないとしんどい。
二の腕ぶっといのは雪かき効果でしょうか。ぐふふ。
森の家周辺の積雪は4メートル、山頂は8メートルですって。
なんかもう、想像つきません。
でも、雪山の方が通常行けないところに入っていけるメリットがあるっていうのは、納得です。

ガイドは1時間半ですが、若干高低差があるルートを木や動物、虫の話などたくさんまじえて案内してくれるので、全然退屈しませんでした。
参加者三人でマンツーマン、贅沢コースでしたよ。

「あ、この木が丁度良いですね」
と足を止めた木にはキノコが生えていました。
キノコが生える木っていうのは、枯れた木なんですね。
何らかの理由で折れた木にキノコが生え、それを食べに虫などが集まってくるわけです。
「今朝の雨で移動してきたのが、気温が上がったのでここで休んでいるのでしょう」
と言われて指さしたところは、最初ただの木に見えたのですが…

「あーーーーーーーーーーー!!」

手の平サイズ大のナメクジなんて、初めて見たわー!!
http://bit.ly/oYjgAk (山ナメクジ、見たい人はクリック)
3人でギャアギャア言ってしまいました。

他にもブナの説明や雪と虫との関係など、なんとなく頭では知っていることでも実際に葉っぱや香りを確認しながらだと、理解度が全く違います。
わたし今、ブナ博士やで。
ものすごーーーく充実した、あっという間の1時間半でした。
森を歩くのって初めてでしたが、もっと長いコースも歩いてみたいと思いましたね。
春、雪解けのブナ林を見てみたい。
ガイドの玉置さんがこれまた、“森大好き! 山大好き!”っていうのを溌剌と醸していて、大変気持ちよかったです。

一応森を歩くからと虫除けスプレーをしてはいましたが、お盆の盛りを過ぎてそういった虫も勢いが弱くなってた模様。
全く無傷です。
なべくらに限らず、滞在中虫には全然かまれませんでした。

おばちゃんが迎えに来てくれて、名残惜しく森の家とお別れです。
コテージに新しい団体が到着し、コテージは10軒満室になっていました。

つづきます