が覚めると気温が低いのがわかる。
ああ別世界。
うふふ。
ふとんにくるまるのが気持ちいい。
前日と同じく山に流れるような雲がかかる曇り空ですが、雨が降る様子はなく体を温める意味でもちょっとお散歩してみたい。

朝食の食堂にて、他の大人が勢揃いしているのを初めて見ました。
しっかりした長袖のカットソーを着ているお母さんがいて、これはほんとにすごいと感心した。
この家族は二泊三日の宿泊で19日に到着しているから、あの時点で気温がこれほど下がる予報は出てなかったのに。
長野に行くときは天気予報をあてにせず、暑い寒い両方準備した方が良いのね。
朝食後、こども達は宿のおじさんが運転するマイクロバスでまた山に行ったもよう。
わたしは一眠り。
涼しくてよく眠れるんですよ、これが。ぐう。

お昼前、山から戻ったこども達の賑やかな声で目が覚め、わたしもお腹空いたので残していた栗おこわを完食。
「アマガエルをあと3匹探す!」
「カニを持って帰る~」
という声がおもしろい。

PUTITTOアマガエル 12個入りBOX

かわいいじゃないの

横浜や愛知から来たという家族だから、そらカエルも珍しかろう。
宿の周辺は、照明に集まる虫を狙ってカエルだらけだもん。
お父さんが「カニは水が綺麗なここでしか生きられないんだよ」と切々と説いています。
「まだ帰らない~~」という半泣きの声も。

昼食を食べてから5家族は次々と宿を出発し、一気に静かになりました。
いいあんばいに曇っていてUVなんて全く不要のお天気だし、散策に行こう。
なんせこの滞在プランは朝食しかついてないため、商店や食事処をチェックしておかないと。
出かける前に「こんにちは~」と一階で声かけたら、厨房から「あら~メロン食べない?」とおばちゃんに誘われて、「ああ! おいしそう!! いただきます!!」と遠慮無く食いつくわたし。
「すごく賑やかだったでしょう、ごめんね~」
と昨日から何度もおばちゃんが詫びてくれますが、イヤわたしはこども好きなので全然気にならなかったし、むしろ混ざりたかった…

生協のグリーンステイは、山の中の川を一部せき止めてニジマスを放し、魚のつかみ取り&その場で串焼きとか、夜は花火などみっしりお楽しみプランでなかなか大変そう。
宿に到着した親は「他に子連れの家族がいますか!?」と真っ先に確認するそうです。
やっぱり子供同士の方がこういう自然遊びは楽しいよねえ。

この宿は宿泊と農業もやってる半農で、宿の周りの畑と田んぼはこのおうちのものです。
スキーシーズン以外は家族向けの自然体験だけでなく、学校の自然体験(田植えや稲刈り)、部活の合宿、海外からの団体客、地形測量の長期滞在などすごく幅広いお客さんが来てるそうです。
これまでの旅行で泊まった宿とは全然形式が違う。
わたしが泊まっている本館とさらに別館があり、ご家族の家屋は江戸時代のものだそうで、道理で二階から見て『趣の違う造りだな』と思っていたのです。

メロンを食べながらいろんな話をどんどん話し出すおばちゃん。
いまはこんなアンケートがなんでもくっついてくるのよ~と、さっき帰ったお客さんのグリーンステイのアンケート回答を見せてくれるおばちゃん。
4月から今日までずっと休み無しで合宿や体験が入っていて、ほんとに忙しかったそうです。
どう見てもおじさんとおばさん、2人きりで切り盛りしてる。
長男さんは介護施設に働きに出て、宿も農業もノータッチ。
お手伝いの人を訊ねてみたら、いつも来てもらっている人がガンで亡くなったそうです。
おおヘヴィー…

わたし以外にもお盆の期間に「涼山泊(りょうざんぱく)」プランで10日間の申し込みがあったけど、とても対応できないので20日以降にしてほしいって観光局に返答したら、わたしの申し込みがあったというわけです。
やーお盆期間ずらしてよかったなあ。
だってほんとに今日から宿が私の貸し切りになったんですよ。
お風呂に気兼ねなく入れるし、少々だらしない格好でも大丈夫!
集合の洗面台には、さっそく歯ブラシセット置いちゃったわ(^-^)
わ~た~し~の おうち~~~♪

気がついたらお皿に盛ってたメロン全部食べ尽くしていました。え、えへ。
そいでは散策に出かけますよ~

つづきます