田から別所線で、またちっちゃな電車に揺られて別所温泉に向かいます。
駅に着くと温泉内の宿泊施設送迎バスがお出迎え。
よろしくです!
今回泊まる「七草の湯」は別所温泉内でも一番北に位置するので、バスで最後になります。
一番北だけど、安楽寺にも北向観音にも近くて、前回来たとき『この宿、いい場所にあるなあ』と思ったのと、お花いっぱいで綺麗な宿だったので、両親にいいかと思って選びました。
http://www.nanakusanoyu.com/

この旅館、入ってすぐに木のテーブルの素敵なラウンジがあります。
お茶してる人がいて『地元の人が喫茶に来てるのかな』と思ったのですが、宿泊者向けのサービスの一環で珈琲や紅茶を出してくれるんですよ。
お部屋に持ってきてくれることも可能です。
こんなサービス、これまでの宿泊経験で全く遭遇したことがなくてびっくりしました。
どうりでメニュー表がないはずだわ。

館内は畳敷きです。
エレベーターまで畳が敷かれていて、父「こんなん初めてや!」と大喜び。
ついでにエレベーター内の椅子にどっかり座り込んでます。
街でもエスカレーターではなくすぐエレベーターに向かう父、あかんよ!
もっとしっかり歩いて!!
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それにしても、館内をスリッパなしでそのまま歩けるっていうのは思っていた以上に快適でした。
スリッパ嫌いやねん~ 滑るしすっ飛ぶし、歩きにくい。
案内の女性が「夏はもっと気持ちが良いんですよ(^-^)」
ああ、いいなあ。
館内は“月と兎”をテーマにした小物がたくさん飾られています。
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かわゆ~ 
これらは、女将さんが全国で買い集めたそうですよ。

お部屋はバスとトイレが別で、バスはちゃんと洗い場があるタイプです。
おお珍しい。
今回は使わなかったけど、朝シャンしたい人とか便利でしょうね。
そんでこたつー! こたつ嬉しい! うちにはこたつないんだ。
さらに空気清浄機です。
事前に加湿器ありますかと問い合わせようかと思っていたのですが、これはすごい。
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床の間にはお花と香炉があり、母は「香炉の置いてるお部屋に泊まったのは初めて」と喜んでました。
館内用の浴衣はサイズも豊富だし、足袋ソックスまである。
アメニティ関係も充実してます。メイク用の三面鏡までありましたよ。
座卓にはお菓子とお漬け物登場。
こっちだと、お漬け物を出すそうですね。
私と父は漬け物大好き。
これまた5種類全部おいしくって夕食前に食べ尽くすのが勿体なく、父が名残惜しく「お漬け物おいしいです。このまま置いててください」とメッセージを残して(笑)、夕食に向かいました。

食事は別フロアですが個室になっていて、足下はホットカーペットをひいた掘りごたつ!
液晶TVもストーブもあり、すっごい快適空間です。
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かわいいメニュー表
これ、家族全員違う色でセットされていて、飾りのシールもそれぞれ違っていました。
なんと細かい! かわいい仕事ですよね、こういうのつくるの楽しそう。

そして女将さんがすらっと襖を開けて挨拶に来てくれました。
おおお、ごっつ本格的です。
食事は仲居さん(あえてこう表現する)が配膳してくれます。
これがまた、絶妙のタイミングで次のお皿を運んでくれるんですよ。
どこかカメラで食事の進み具合をチェックしてるんかと思うほど、タイミングがバッチリなんです。
経験によるタイミングの把握なのでしょうか。すごいわ~

仲居さんがハキハキと明るくてかわいい方で、気になってたことを聞いてみました。
ここ、施設がずいぶん新しいのです。
古い施設をリニューアルしたら造りでわかりますが、ここはそんなカンジがしないんですよ。
そしたら、元々は「菊乃屋」という先代女将さんの旅館があり、それをいまの女将さんに替わるとき立て替えて11年目だそうです。
なるほど~
「菊乃屋」の屋号は「七草の湯」のロゴ横に残されています。
メニュー表の押印にもありました。

そんでもういっこ気になるのが、旅館て女将さんですよね。旦那さんはなにしてるの?
旦那さんは専務として、旅館運営に関わっていて、翌日別所温泉駅までの送迎時にお世話になりました。
旅館は女将さんのセンスでカラーが全然違いますね。おもしろい。

お料理は「一日三十品目」を全部クリアーしたかのようなボリュームで、おいしくいただきました(^-^)
メニュー表があるといっこいっこ確認しながら食事できて楽しかったです。
お部屋に戻ると、お布団がひかれています。
大事なお漬け物は無事残ってました!
父はビールを買って晩酌に。母はお風呂へ。
両親は昼間の城歩きで「ツアーは明日でいい」とダウン気味。
わたしは夜桜ツアーです。

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つづきます