うじて9時に石湯にたどり着き、朝湯です。
宿の中ならともかく、外湯で朝湯って初めて。
この時は近所の親子連れとおばちゃんが二人。
1歳ちょっとの男の子と若いお母さんが、とてもかわゆかったです。
そしてお風呂には、両手で余るようなでっかいりんごがごろんごろん入ってる~
香りはそんなにしないんだけど、こういうのいいよね。

ぬくぬくと宿に戻ると、なんと下足箱には靴がいっこもない!
わたし以外のお客さんはもうチェックアウトしたんか。
チェックアウトが10時なので9時半に帰ってきたのに。
脱衣所で髪を乾かし、宿ともお別れ。
同じくギリギリチェックアウトのおじいちゃんと一緒に、別所温泉駅まで送ってもらいました。
三浦から来たというおじいちゃん、足が悪いから団体旅行はしないんだって。
でもひとりであちこち行くバイタリティすごい。

「どこから来たのかね?」
「大阪です。東京出張の帰りにここまで寄りました」
「ああ~大阪か。あそこは何にもないなあ!」
仰るとおり。大阪はほんとに何もないね。
誰か来ても案内できるとこ全然無いよ。

駅はだんだん人が集まってきて、いざ電車が到着したときは結構な乗車率でした。
今回の列車は丸窓列車。
別01別02
別所電鉄はラッピングカーとか、こういった古い車体の運行もしていていろいろがんばってます。
別03別04
コスモスの咲く駅とお別れして、上田に戻ります。
なお、斎藤旅館のおっちゃんが全く手順を知らず、荷物を預けることができませんでした。

上田に戻って向かったのは、またもやルヴァン。
お土産にパンを買って帰りたくって、上田大神宮に行きたかったのもあり立ち寄ったのです。
店内はちょうどピザとあんパンが焼き上がったところで、お客さん山盛りー。
わたしはあんパン3つと、前日食べておいしかったグリーンレーズンのパンをお買い上げ。
そしたら
「あんパンは穴が開いちゃったので20円引きにしてるのがあるんですが、いかがですか?」
OKOK!!
「グリーンレーズンのパンは、きのうの残りで20%オフのものもあります。蒸したり焼いたりしたらまた違ったおいしさですよ」
OKOK!!
エコロジーというより、ものを無駄にしないことをごく自然にしているだけ。
お題目でなくこれが普通なんだというのが、すごく伝わってきたルヴァンでした。
スコーンは、この1時間後に焼き上がりでありつけず無念。

どっしり重たいパンを手に、上田大神宮へ。
この日の上田は気温が19℃。
日差しがもうほんとに暑くて暑くて!!
日傘持ってこーい! な暑さでした。
恐るべし内陸性気候。大阪でもこんな暑くないで。
お詣りをすませてから暑いしおなかは空いたしで、この日のランチは池波正太郎紀行の締めくくり、蕎麦屋「刀屋」(食べログ)を目指します。

ここで蕎麦を食べる気満々だったので道中蕎麦屋はスルーしてたんですが、甘かったわ。
すんごい行列でした。
上田に来て行列を見たのは初めてです。
噂には聞いてたけどこれほどとは。
平日の金曜日のうちに行くべきであったか。
諦めて駅前に戻り、イタリアンの「パパオルソ」へ向かいます。

つづきます