ランフロントで一番★が多いのは、実は営業時間です。

物販は午後9時まで営業していて、梅田で9時まで物販やってるのはルクアとディアモール。
この三つの中で、ちょっといいものがあり、急なプレゼントなどに対応できるのがグランフロント。
このアドバンテージは意外と大きいです。
ただし、飲食は価格高めなので、ヨドバシのレストラン街がグランフロント効果でめっちゃ混んでいます。

それと、これもいい重複ですがノースゲートビルにはウッドデッキの広場や緑があり、グランフロントも自然を意識していて、北館9階に屋上庭園があります。
梅田はほんとに緑が少ないからねー! ありがたい。
しかし、せっかくの庭園ですが、これまたアクセスが悪い。
一気に9階庭園に行くエレベーターは、たぶん一ヶ所しかなかったと思う。
わたしはそのエレベーターがどれかわからず、エスカレーターに乗った。
7階まで上がって、さらに庭園まで階段です。
下りもかなりかったるい。
なんでこんな設計にしたの。

反面、誰でも目にする一階の北口広場、大階段と滝ですが、さすが安藤忠雄だと思いました。
ここからの沈む夕日は思わず写真撮りたくなるスケール。
大阪と思えない。
梅田って日が昇っている間はどこにも美しいところがないのですが、グランフロント周辺の緑と、そしてこの滝一帯は「おお~」ってなるポイントです。夜景もいいよ。

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グランフロントを見ていると、二年前の伊勢丹オープン時とかぶります。
あの時、『梅田を歩いていても、伊勢丹の袋を見かけない』と思っていました。
いまも梅田で見かけるグランフロントのショッパーって、ロンハーマンぐらいです。
それで、報道を見るまでもなく売り上げ良くないんだとわかっていました。

女性をターゲットにするなら、あのゾーニングとサイン計画は厳しいです。
それでなくても女性は空間認識能力が低いのに、居心地悪いところで買い物しません。
ただ営業時間の長さと、人の少なさが快適な場合、穴場的に価値がぐっと上がります。
同じく人が少ない伊勢丹がすぐ近くにあるので、今後のことを考えてもうちょっと差別化のポイントが欲しいところですが、いまの時点ではここまでにしておきます。
あ、伊勢丹みたいにセール時期をずらさなかったのも、えらい!