気が良ければ南館9階のテラスに行きたかったなあ。

南館9階には、お向かいのノースゲートビルにしかない「ファミマ!!」があります。
またここもわかりづらいとこに出店してる。

【南館 6階】
レストランはスルーして、紀伊國屋書店が大部分のフロア。
大好き銀座の文具店、伊東屋も書店の一部になってる模様。
『本はジュンク堂の方が近いし、揃ってるからなあ』とぷらぷらしていたら、なんとイベントスペースで装丁家 多田和博氏の作品展、原画展がひっそり開催されていた!!
おいーーーーーーーーーーーーー!
こういうのはもっと大々的にアピールしてーーーー!!
なんで紀伊国屋のサイトに告知がないの!?
エスカレーター近くの入り口にPOP立てようぜ!!

ずらっと並んだ作品を見ると、「あー知ってる!」ってなります。
作品だけでなく、特装版の展示もされていました。
特装版は非売品で、ベストセラーの記念に作られる、スペシャルな書籍です。
こんなの初めて見た…

あんまり気に入ったので店内見取り図を配っているアルバイトの女の子に、この企画いつまで展示されているのか確認したら、鳩が豆鉄砲食らった勢いで主任さんのところに飛んでいっちゃった。
何人にも確認して、ようよう帰ってきたとき、ほんまごめんと思いました。
6月上旬までは展示されているそうです。
たぶん、今日の反省会でわたしの質問が議題に上がっていることでしょう。

そして次に大ヒットだったのが、「THE STUDY ROOM COLLECTION」。
事前のご案内見ても全くピンとこなかったのですが、万華鏡がずらっと!!
オイルチェンバーのいろんな万華鏡が並べてあるーーー!!
制作キットもあって、次々チェックしました。
このお店なんだろうと思っていたら、となりのおばちゃんが「ここはおとこのこ向けの実験ものやね」と。
なるほど、人体解剖図だの地球儀だの昆虫標本といい、確かにスタディなコレクション。
でも、なにもかもすごく面白かったです。
特に、あの綺麗な瑠璃色の蝶の標本は初めて見ました。
ポストカードでいいからほしい…

THE STUDY ROOM COLLECTION 大阪・梅田にNEW OPEN!! | ザ・スタディールーム スタッフのブログ

あとこのフロアにはカレンブロッソの草履というより着物やバッグに重きを置いたショップ、雑貨にステーショナリーと、わたし的にヒット。
めっちゃかわいいバッグを購入したよ。明日から使うよ。
そして隅っこに「パーツクラブ」というパーツ屋さんがあって、ヨドバシの貴和製作所とは違った展開ぽくみえました。

【南館 5階】
インテリア、スポーツ、雑貨と雑多なジャンルのフロア。
ここで書きますが、南館も北館も、実は回遊性が悪いです。
フロアの全店回るには非常にルートを選びづらくて、こんな動線デザインしたのどこの建築屋だとクレームつけたい。
移動のめんどくささは21世紀のデザインと思えないわ。
※追記:回遊性の悪さ等、二ヶ月後にレポートしました。こちらです

【南館 4階】
バナリパ、アバハウスのセカンドライン、DKNYのセカンド、マッキントッシュはセカンドというよりアウトドア雑貨なのかな。
そこそこお手頃フロアって感じ。
ただ、他のショッピングビルにも入っているような店が多い。

少数企業への集中 – 南充浩 オフィシャルブログ
「グランフロント大阪も、屋号を変えて複数業態で出店する企業が数多くある。
例えば、ユナイテッドアローズは4店舗を出店し、連結子会社のコーエンとフィーゴを合わせるとグループだけで6店舗の出店となる。
アーバンリサーチ、パルグループ、ジュンが3店舗ずつ出店するという具合だ。
結局、新店オープンと言ってもほんの一握りの大手が複数の屋号を使い分けて出店するという形態が増えている。」 

オープン前から梅田ショッピングエリアで店舗の動きをチェックしていたのと、この情報で大体イメージが掴めます。
なので、南館の2~4階は目新しさを感じなかったです。

【南館 1階】
めっちゃびっくりしたのは、ドゥロワー。
アローズのハイブランドですが、お店の入り口がスタッフ専用入り口みたい。
ガラスのウィンドウ一切なしで、外から完全に中は見えません。
通路側は黒壁一色だし、なんとなく『お客様のためのシークレットクローゼット』イメージ。

ずかずか入りましたが、白熱灯(LEDかも)の照明で自然光一切なしなのは、ちょっと服屋として厳しくない?
せっかくの外に面した立地なのに、なんでこんなコンセプトにしたのか。
おっそろしく敷居が高いショップです。ヒルトンのブティックの方がまだ入りやすいわ。
あとはウィムやストラスブルゴ、ロンハーマンなど徹底して上のフロアと価格帯が違う。
ビームスがゴルフウェアを出しています。

【南館 地下1階】
ここはいいよ! たのしいよ!
伊勢丹の地下1階から繋がっていて、客動線に一番恵まれているフロアかつ、雑貨が多いので、すごく気軽に入れます。
雑貨が多いっていうのは、細かくカラフルでウキウキする。
ステーショナリーのスミスが一番手前のいい場所に陣取っています。
が、もっと大きなフロアだと思っていたので、ちょっと残念。
そして期待のメーカーズシャツ鎌倉きたーーーーーーーーー!

ここ、混み混みでした。
価格がお手頃なのもありますが、ファンがすごく多くて試着待ちしていたマダムは「いつも東京か、実家の福岡のショップ、それと通販で買い物していたの」って。
わたしも店員さんに、去年からサイトの「大阪オープン予定」をチェックして心待ちにしていましたーといわずにおれん!
なんで大阪だけ出店が遅かったのかというと、なんとオーナーが大阪出身。
逆に、出店場所にめっちゃ厳しいこだわりを持って選別をしていたそうです。
大丸や伊勢丹、うめ阪ではなく、グランフロントにしたっていうのがすごいわ。 

ここのシャツもブラウスも、比翼仕立てで丁寧な作り、そして素敵な手触りで幸せ~
店員さんがたくさんいたし、がんばって!

雨の日の午前中ということもあり、そんなに混んだ印象はなかったのですが、あとの予定もあったのでさくさく移動したかったから、動線の悪さに気が焦りました。
あと、内覧だったせいかエレベーター全てに警備員が配置され、とても無愛想な心のこもらない声で「いらっしゃいませ…」と虚ろな対応をしてくれます。
食べ物のことには一切触れていない、駆け足のグランフロント大阪レポートでした。