2011年クロワッサン誌、靴とバッグ特集より靴部分だけピックアップし、今の売り場を見ます。

前回(↑)はコンフォートシューズ編、今回はヒール7センチのパンプス編です。

●「ヒールが7センチでも、辛くない靴の構造は?」に掲載されている靴ブランド

集タイトルでも伝わるとおり、「構造」に重きを置いています。

【サクセスウォーク】
ワコールの靴ブランド、表紙に載ってるパンプスがサクセスウォークのものです。
サクセスウォーク
掲載されているのは7センチヒールですが、8センチヒールもある。(こちら
インストームなので実質7センチヒールです。

【プリュス バイ ショセ】 ←クラスチェンジ
ショセ(chausser)のレディースラインで現在もありますが、掲載されている「リアライン」を入れたヒールはない。そのため「クラスチェンジ」としました。
リアラインインソールは「リベラシオン・インソール」という名称になっています。

Amazon楽天では名称混合して販売中。

こういうインソール、どれくらいでへたるものか。

【クラークス】 ←クラスチェンジ
現在もありますが、ヒールパンプスの大半はネット販売限定です。
掲載されている「360度コンフォート・スマートシューズ」という名称は、影も形もない。

【トゥ アンド コー】 ←撤退
「TO&CO.」クマみたいなロゴが印象的でした。
WEBサイトだけが墓石のように残っています。
Flashサイトなので、iPhoneの人にはうまく表示されないかも。
2020年にはFlashも終了です。

【ナンバートゥエンティワン】 ←クラスチェンジ
2018年秋冬よりブランド名称を「NT」としています。
NO21の意味など詳しくはこちらへ。(http://www.fukudb.jp/node/26275
セッテドゥエプントレ、フェボンビーという二つのラインが掲載されていますが、現在はライン名称等通販サイトにありません。
また、バイヤーが若い方に代わり一気にカジュアル化。
生産も中国から日本(神戸)に変わっています。

【ペレテルノ】
どこで売ってるのかと調べてみたら、SHIPSサイト内でデザイナーインタビューを発見。

セレショ系かな。
売り場から存在感の全くなくなった、貴重なロングブーツを作っている。

【ゴハン】 ←撤退
「GOHAN」銀座に実店舗、大丸梅田店でも取り扱いがありました。
BMZインソールを搭載した靴。
販売は終了しているけれど、BMZのサイトには載っています。(こちら)
店主はこども服業界へ。
Instagramに在りし日のGOHANシューズが残っています。

【エレガンス卑弥呼】 ←クラスチェンジ
ブランド撤退としたいぐらいの変わりよう。
若者向けにHIMIKO(卑弥呼)となり、エレガンス卑弥呼はない。
掲載されている「人工筋肉」シリーズは「On Rouge」シリーズにて継続。(こちら

【コールハーン】 ←クラスチェンジ
ナイキエア搭載のヒールが評判でしたが、現在はない。
グランド.OS推しになったせいか。

【ナ セール デ ピエ】 不明
「nacer de pie」スペインのブランド?
SHIPSでよく扱っていたようです。

【カンペール】
「Camper」スペインブランド。
左右非対称シリーズが掲載されていて、いまの店頭に並んでいるパンプスとずいぶん違っています。

【ワシントン】
「銀座ワシントン」実店舗激減して悲しい。
オリジナルパンプスのソールについて掲載されています。

●自分中心で選ぶこと


知らないブランドもありましたが、撤退そしてクラスチェンジの目立つパンプス編でした。
現在はというと、さらにパンプスの売り上げは減っています。
そして売れないせいかはたまたスニーカーの影響か、今の売り場にあるパンプスのシルエットも、全体的にゆるいと感じます。

KuToo運動の前からスニーカーブームもあったし、「痛い靴は履きたくない」という声も根強くあった。
そういった声に対して機能性パンプスを打ち出してきた動きが、クロワッサン誌のまとめだと思います。

クロワッサン 2011年 8/25号 [雑誌]

載っているパンプス、いいお値段しています。
百貨店にもSMLの靴が並ぶようになった時流において、この価格はなかなか手に取られにくい。
わたしが欲しいデザインはないけれど、特に悪くもないだけに残れなかったのはもったいないなと思いました。
撤退すると、基本的にカムバックはありません。
ましてやパンプスが売れない今、なおさら。

かといって「一期一会かも……」と、思考力で選ぶのは早計です。
「また履きたい」
と思える靴を選ぶ方が後々のダメージは少ないというのが、わたしの経験則です。
※「少ない」であって「ゼロ」ではない

今回のネタにあたり調べていて気がついたことと、上記WWD内で触れている
「足を3D計測する機器やシューズコンシェルジュを導入する百貨店が非常に増えているのがその象徴です。」
について、次にまとめます。

----------
「マシュマロ」は、回答・返信なしのお気軽ツールです。
「マシュマロってなに?」という方→解説はこちら