回UPしたスリッパ以前に履いていた室内履きは、いわゆる健康スリッパでした。


こういう、イボイボソール。母はいまでも履いています。
何度か買い替えて履いていたのですが、あるとき土踏まずの皮膚が固くなってるように感じたんです。
普通にすごしていると固くなるわけない箇所だから気になって、イボイボのせいかもと履くのを止めました。

土踏まず、いまはふっくらです。
スリッパのせいか靴自体を変えたせいか分からない。
というわけで、イボイボ健康スリッパは選択肢にありません。

●試着前に気になるところをリストアップ


今年1月に放映されたNHKの「ごごナマ」に出演した桑原靖(足のクリニック 表参道)院長が、出演者から正しい歩き方のレクチャーを請われたとき、「インソールの入った靴じゃないから正しく歩けない」つまりお手本を見せられないと仰ったんです。
※ごごナマは靴を脱ぐリビングセット

あの光景は、見過ごせなかった。
ゾッとしましたよ、足をサポートする中敷きがないと正しく歩けないという専門家の返しに。
そんなの、一般人のわたしはどんだけのことすればええのかと。

わたしはあまり中敷きに頼りたくないんですが、かといって屋内での活動時間もあるため踵の支えがない履き物は長時間履きたくない。
そこで、アカイシのアーチフィッターを試すことにしました。

人気なのは601と
https://akaishionline.com/products/detail.php?product_id=24
ソフト版の603
https://akaishionline.com/products/detail.php?product_id=26

601はフットベッドがなかなか固そう。
それが支えてくれる頼もしさでもありますが、履けなかったら元も子もないので、試着しました。
公式サイトに問い合わせると、試着できるお店を教えてくれます。
大抵はLOFTとハンズにある。


もういっこ、固さ以外に気になったところは中足骨のサポートです。
この室内履きは土踏まず(縦アーチ)と足幅(横アーチ)のサポートがウリ。
ですがわたしは中足骨パッド(ペロティ)があまり好きではありません。

ペリットフォーム(ドイツ製)足の横アーチ対策用ソフトパッド(天然皮革)

ペロティってこういう涙型のパッドです。

ポディアさんでの調整時にも同じように涙型のパッドを入れてくれたのですが、第四趾にビリッとしびれが走る。
だったらと貼る位置を変えると、今度は異物感が大きくなる。
ポディアさんのパッドはここまで高さがないのですが、それでもわたしには「点」の刺激になって結局外しています。

いまは予め中足骨サポートの入った靴も多いのですが、「点」か「面」かで全然違ってきます。
これはもうその人の足と筋力とあとなにかな、なんしか個体差としか言い様がない。履いて歩いてみないとわからないです。
わたしはできるだけペロティは避けている。
で、601・603の中足骨サポートが「点」と感じるか「面」と感じるか、試着したのです。

●足にくっつく室内履き。スリッパではない


結果は大丈夫。
レビューに「このフットベッドで外用の靴が欲しい」という声が多いのも理解できます。
好きな感覚だから、601をお買い上げ~
アーチフィッター
試着は片足だけなので全く気にならなかったけれど、家で履きだして「あっ」となったのが、このアウトソールです。
新品の時に写真撮ってなかったから、きれいなつま先だけ写真。

いちおう消音対策でフェルトみたいな合皮が貼られていますが、やっぱり固いソールです。
固いからあおり歩行というより足を置く歩行に近いので、フローリング歩行時は鈍いコツコツ音がします。
消音を意識したら少々小さくはなります。 
「甲部がパカッと開いて、面ファスナーでお好みのサイズに調整可能です。甲高の方や、甲が低い方でもフィット感を損なわずに履くことができます。」
公式サイトにあるとおり、甲の薄いわたしの足でもビターっとフットベッドに足を押さえつけることができます。
最初ぎゅうぎゅうにしすぎて、あだだー! ってなった。

あしうらに吸い付くフットベッドがウリなので、やれ和室だベランダだとホイホイスリッパ感覚で脱ぐことはできません。
よっちらせと“脱ぐ”必要があります。

五本指ソックスと素足の時で、ゆとりが変わるのが視認できます。
アーチフィッター
【↑】素足の状態でビシーッと甲部を締めた状態。ぴっちり。
02
【↑】五本指ソックスを履いてビシーッと締め、素足で履いた状態。
あしとアッパーとの間に隙間があります。
違いがわかりにくいので、○入れました。ベルクロ止める位置も変わっています。 
五本指ソックスを履くとサイズは1ウィズ変わるといわれていて、確かにこれを見るとそれくらい違いが出ているなと思います。

●ソックス用にアーチフィッター、素足は足半


履いているのは、L(24.0-24.5cm)。
家で履きだしたときは
『ヤバいー! 試着の時はイケると思ったけれど、歩いてみると結構固い、大丈夫か??』
と焦りましたが、すぐ馴染みました。
冬から履きだしたのもあり、寝起きに足入れするとしないのとで体の暖まり方が違うなと思いました。

それと、土踏まずの高低差はこれまで合蹠でしか確認していませんでした。(詳細ログ) 
アーチフィッター601を素足で履くと、土踏まずがフットベッドに接地する面積というか、フットベッドの下からの“圧”が左右で明らかに違います。
アーチの潰れた左の方がみっしり下からの圧を感じるのに対し、右は余裕があります。みっしり感が違う。

縦アーチのサポートパッドなどは、追加で靴に入れていません。
サポート力のある中敷きと靴ひもの締め方ぐらいです。
これらでは感じたことがなかった土踏まずの高低差を、アーチフィッターで初めて感じました。
それぐらい固いってことです。

お風呂上がりの素足時には、アッパーがぐさっと甲に当たる固さを感じます。
素足のシーズンにはまた足半(あしなか)に履きかえます。


なんで冬に足半を履かずスリッパなのかというと、五本指ソックスで足半を履くと気持ち悪かったからです。あしうらにくっついてくる感じがなく、歩きにくかった。
TVで紹介されていた方はソックス履いていたけれど、わたしは無理。
足半は素足用の室内履きにしています。

何年保ってくれるかな~よろしくね。

※追記
⇒2021年、こうなりました