木さんのブログに1月末にUPされた内容より。
靴を履きこなすには身体能力を高めること: 靴と 健康 ホスピタリティ ライフ

引用をいっこに決められないくらい、とても大事なことがさらっと書かれています。 
身体機能、環境、目的の三つの輪。
文中に出てくる長谷川先生は、広島大の准教授です。
(※2019年春に教授になられました)
長谷川 正哉 (理学療法学科) | 県立広島大学 教員活動情報公開システム

ブログには入院前とあとで同じ靴なのにフィッティングが変わった例が紹介されていますが、これパンプスでも同様です。
股関節が固いとパンプスですいすい歩けません。
そしてヒールの高さが高くなるほど、身体能力が問われます。 
歩き方教室に行っても股関節がガチガチでは、歩行はできても、パンプス歩行はできないです。
できてもめっちゃ疲れるとか、体のいずれかにダメージが残ります。

靴を販売する人はパンプスを探しに来た人にそんなこと言えないし、知らない人も多い。
靴のフィッティングが「足首から先」でさっさと決着つく人もいれば、そうじゃない人もいるのは、靴は足首から先だけで履いているのではなく、からだ全部乗っけて歩くためのものだから。
足首から上が問題なのです。

例えば足首の捻挫経験の有無、治療時にギプスをしたか。
同じ足長やウィズであっても、両者が同じ靴を履いて同じフィッティングになるかというと、ならないでしょう。足首の捻挫は全身に影響します。

でも、いまは履けなくても、自分で体を変えたら履ける靴は格段に選択肢が広がります。
あの三つの輪は、そういうことです。

「靴選びに正解はない」

最後にこれを投稿して、わたしのブログは終わりにしたいぐらい、いい言葉。
新しいスマートフォンを食べる赤ちゃん [モデル:Lisa]
「子育てに正解はない」を連想したので、フリー写真素材ぱくたそ より、赤ちゃん。
子育てもすぐに結果でないですよね。そして、不正解もない。

●でもね、めっちゃ楽なんよ


年上のマダム達とランチしていたとき、ふとした話題で靴のことになりました。
 
「わたしも外反母趾ー!!」
「わたしもー! あれ、ジンジンして痛いよねえ……」
「わたしの外反母趾、治ったで!!」
「えー! 外反母趾って治るの?? 手術しかないと思ってた」

治った方の体験をまとめると、会社勤めでずっとヒールを履いていたのを、子育て移行に伴い退職。
ヒールを完全にやめて、
「めっちゃゆるゆるの靴を履くようにしてん。そしたら治った」
「えっどんな靴!?」
「ガバガバの靴やで~。でもね、めっちゃ楽なんよ……(にっこり)」

黙ってお話を聞かせてもらっていたのですが、この
「楽なんよ……」
と言った時の笑顔が、すっごくよかったんです。

その靴を履いて「外反母趾なんです」とコンフォート系の靴屋に行けばどうなるか。大体の想像はつきました。
でも、この方は「楽」になりたかった選択肢で、外反母趾が改善されているんです。
ほんとに「靴選びに正解はない」なと面白かったです。

※この話のポイントは、【ガバガバの靴で外反母趾が治った】じゃないです。
外反母趾で悩まれている方は、安易に真似しないで下さい。


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