々にメイクの本だーい♪ と、図書館で借りてみました。
うきうきページを開いて、ほんまざわついたわ。モノクロです。
著者の語りで延々テキストだらけ。
たまに出てくる写真は見出し程度だし、解説画像のちっちゃいこと。
編集部はなにを考えて提案したのか。
著者がこれほど語りを入れたいと希望したんですか?
全部すっ飛ばしたっちゅうねん。
唯一参考になったのは、口元をムンクの叫びのようにして化粧水を塗り込むこと。P57。
50ページ過ぎてやっとってさあ……

初見だったのは、UV乳液を使うので下地は全顔ではなくポイント使いしているところです。
この本で薦めているUV乳液は、ラロッシュポゼにヴェレダにエトヴォス。
どれも品質重視で仕上がり微妙じゃない? 
ヴェレダはUVクリームを使っていたけれど、ベタベタで使用感は悪かった。
乳液は使っていませんが、この手の“お肌に優しい系”ブランドは使用感がよくないよ。

UV乳液で全顔UVしているから、下地は二種類を用途で使い分けるんです。
まずピンク系下地を目の周りにくすみとりで使う。
次にシリコン系下地(なにそれ!?)を皮脂の分泌が多く崩れやすい小鼻、小鼻の脇、Tゾーン、顎につける。
薬指の腹が一番やわらかいので、全方向から塗り込んでね★
シリコン系下地は、商品名に「ポアなんちゃら」とか書いてあるヤツ。
わークレンジングめんどくさそう。

ファンデーションはリキッドやクリーム、とにかくトロリとしたもの。
でないとツヤを出せない。いまのお肌は白さよりもツヤの時代だそうです。

最新刊「テクニックさえ身につければ、「キレイ」はもっと引き出せる」よりも、こちらのムック本の方が良かったです。
なんせ画像が多く開きのいい作りなので、やる気になる。
みんな大抵のことはもう知っているんですよ、発信するのは簡単だし。
そのテクニックをいかにやる気にさせるのかが、こういった本の価値。

化粧水や乳液を肌がどんな状態になるまでつけるのか、手の甲を頬に当ててむっちりくっついてくる写真が載っています。
これでやっと著者が書籍で繰り返し書いている“ペトペト状態”を把握。
チークの位置やマスカラの使い方も、3冊中この本が一番わかりやすかった。

■ヘアメイク長井かおりさん直伝 大人の幸せ顔を作るチーク使いの秘訣
https://www.cosme.net/a-beauty/article/I0001431
ここに書かれていることでチークのことは分かります。
電車の中で見渡すと、確かにチークの位置で年代が分れています。
流行り廃りの地層。
いずれこの位置も古くなることを念頭に今日も鏡を見る。