NHKの夏休み子ども科学電話相談が7/23(月)から始まっています。
昨年からは聴き逃し配信も対応し、ツイッターのまとめ以外でも音声として楽しめるようになりました。

司会と自然科学のプロ数人でお子さんの疑問にお答えする、リアルタイム真剣勝負です。
7/23のまとめはまずここからスタート。
https://togetter.com/li/1249586

あ、肝心のNHK本サイトはこちら。
http://www.nhk.or.jp/radiosp/kodomoq/
夏休み子ども科学電話相談
聴き逃し配信しているらじる★らじるはこちら。
1時間ごとにデータが区切れている親切仕様。
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/corners.html?p=2039
23日放送回は30日午後6時まで配信なので、一週間何度でも聴くことができます。
(その後配信延長され、2018年9月30日(日) 午後11:59配信終了となりました)

「こんな朝はやくに毎日起きられっかー!」と毎年まとめツイートだけ楽しんでいたのですが、ありがとう配信。
23日の目玉トピックは「カブトムシを洗濯機で洗ったけど大丈夫だった!?」ですが、わたしは天体ネタに聴き入っていました。
ところで虫を洗濯機にかけるって絵面が怖すぎです。お母さんの悲鳴が目に浮かぶ。

23日回で聴き入ったのは4歳児へのガスの説明です。
「ガスって分かるかな?」
「わかんないー」
ですよねー!!
なんて説明したら伝わるだろう。

・台所でカチってやったら火が着く空気
・地面のしたーの方に埋まっている空気

気体を説明するのに空気しか浮かばないぜ。
担当は天体・宇宙の永田美絵先生。
そもそもは「なんで土星や木星は大きいのに地球は小さいのですか?」という質問です。
そこに出てきたのが、ガス。
先生がどう回答したのか、聴き逃しかツイートまとめをご覧下さい。
25日回の「重さってどうしてあるんですか?」も、かなりヘヴィーな質問でした。

●検索して見つける答えとは別


仕事をしながら流しているのですが、ちょいちょい「のあー! いまのもう一回!」と戻してしまい、あんまり仕事になりません。
でもすごく勉強になるんですよ。
自分だったらなんていうかなあというトレーニングにもなるし、科学のことを知らなすぎというのもありますが、なにより司会者と先生の聞く力と伝える力です。

同意しかない

藤井彩子アナウンサーの、誰から聞いたのかな? どこで知ったのかな? という聞き出し方のうまさ。
あーそっか、ほんとに疑問に感じていることはなんなのかを絞り込まないと、的外れの回答になっちゃう。
お子さんの語彙力に合わせて聞き出す言葉を使い分けるのも、語彙力。

そしてプロの先生方の解説が、単に回答するだけじゃないんです。
それが気になるなら、今度はここを見てごらんとか、こういう本に詳しく載っているから読んでご覧、とか、“次”に繋げています。
回答してもらうのは受け身だけれど、インプットだけで終わらずアウトプットしてこそ身につくというのは学習の基本です。
知的好奇心の刺激の仕方が、とてもうまい。
それは先生自身がそういう心をずっとお持ちだからできるんだな。

書籍版もあります

うーん、わたしはこんな風に聞き出せていないなあ。
一方通行にならないよう、声の調子とか語彙が単調にならないよう気をつけようと思いました。
ダンゴムシ
お子さんはダンゴムシが大好きですね。
過去の配信で4分弱のオススメネタがあります。

■ダンゴムシに、丸まるのと丸まらないのがいるのは、どうして?
途中、本気で「ええ!?」って声上げてしまいました。ダンゴムシが食べるもの、全然知らなかったよ。
ちなみにわたしはアリジゴクが好き。

この方の感想も泣ける。
■『夏休み子ども科学電話相談』を聴くとむせび泣いてしまう

子どもの頃とはまた違った目線で、夏休みを見ています。