福寺から東大寺までも徒歩ですぐの距離です。
奈良国立博物館を右手に歩いていると、10月からの正倉院展の案内でラッピングされている。
ああ、ここが会場だったのか!
高校生の時に来たのですが、全く記憶にありません。

そして同じく東大寺に向かう修学旅行生の団体に遭遇しました。
ヤバーい、先に入らないと混み合うんじゃない??
南大門をくぐると、
http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance8.html
修学旅行生は東大寺ミュージアムへ。
分散して入るようです、ちゃんと考えているんですね。
東大寺
大仏殿に通じる、東大寺中門(ちゅうもん)。左右に回廊が延びています。
門を守るのは持国天(東方)と兜跋毘沙門天(西方)の二神。
東大寺
持国天の足元に鹿。涼しい場所をよく知っている。
すごくよい像なのですが網のおかげで見づらい!!
東大寺
大仏殿、遠足以来です。
東大寺
回廊に囲まれた芝生、こんな綺麗でしたっけ!? ああ~素足で歩きたい。
樹木にとまったヒグラシを観光客が鈴なりで撮影していました。
そして境内で、トンボをたくさん見たんですよ。

「トンボはさ、前にしか進まないから戦国武将のあいだでは負けないことに繋がると、兜の前立てにしたんだよ。あとムカデも前にしか進まないので同じく前立てになってるのがある」
なんて話していたら、先日放映された「香川照之の昆虫すごいぜ!」で同じネタ(トンボは勝ち虫)が出てきました。(「陸王」のロゴマークもトンボ→本の感想
ムカデは伊達成実です。大河ドラマ「独眼竜政宗」であれは衝撃だったわ。
街中では水辺がないので、ほとんどトンボは見かけません。

大仏殿内での撮影は自由なのですが、盧舎那仏(るしゃなぶつ)は恐れ多くて正面から撮れない。 
大仏殿
ちらっと
東大寺
レプリカの蓮の台座、お顔がかわいい。 
東大寺
大仏
大仏さまの後ろに行けるのは、ここのウリでもある。

修学旅行生は12人くらいのグループで、ボランティアガイドさんの説明を聞きながら順次やってきました。
ガイドさんの説明をちゃっかり又聞き。
そして、出ました柱の穴。 
大仏殿
穴は縦37cm 横30cm 奥行き108cm
大仏さまの鼻の穴と同じ大きさです。
くぐると無病息災の御利益があるとか。

ガイドのおっちゃんにのせられて、修学旅行生を引率している先生がまずチャレンジしました。
わたしより背も高ければがっちりした若い先生です。
だ、大丈夫かしらとハラハラしていましたが、みっちみちになりながらも無事通過。拍手~
次々に中学生達が通過します。
ちょっと引っかかった太めの男子は、前からお友達がえんやこらとひっぱり抜いていました。拍手~
スカートの女子も果敢にチャレンジし、ああ、おパンツは!? と思ったらジャージ装備していた(笑)

それを見て観光客や親子連れがやんやとくぐります。
ガイドのおっちゃん曰く、「斜めになるといい」
なるほど、横30cmにすっぽり収まるお子さんは四つん這いで進めますが、大人は対角線上に体を嵌めればいいというわけです。
あの男の先生が行けるなら、わたしも行けるんじゃない? 
大仏殿
よいせ(雑なモザイクです)

穴の中はいろんなひとが通ったおかげで滑りがいいんです。
おしりが入ると、あとは腕の力でぐいぐいと引き寄せれば、通り抜けできました。
いえーい、生まれ変わった気分よ!! 
余は満足じゃ。 

大仏殿のあと、裏参道から二月堂を目指します