もん書写の指導者同士で情報共有することがあります。
地域が違うと事情も違い、対策もそれぞれでとっても参考になる。
先日は左利き学習者への指導が話題になりました。

左利きの割合は
成人人口の8%から15%が左利き
Wikiによる。10人にひとりですね。
わたしの教室にも何人かいますが、親御さんが右利きへの矯正を特に希望せずお子さんにおまかせ状態です。
しかし、将来の職業を見据えて通っている場合は違います。
ある教室では親御さんから
「歯医者にするので絶対右にして下さい」
とはっきり希望されているケースも。

なぜなら、左利き用の機材は倍するんです。
医療の世界では右利きしか不可でした。
機材がそうだし、チームプレイなのでひとり違う配置で器具を使うと現場が混乱するから。
同様にWikiに細かく記述があり、全然知らなかったので勉強になりました。
「外科医の世界では左利きは認められないとさえ言われてきた。集団作業である手術において一人だけ左利きの医師がいると対面している右利きの助手と手がぶつかったり、右利きの執刀医とは逆の動きに混乱が生じたりして作業に支障をきたす。このため、現在においても外科医は利き手に関係なく右手中心の作業を要求される。しかし、チームで行う外科手術以外においてはそれほど問題視されておらず、他の診療科においてはそれほど重要な問題ではない。」
あと、左利きで右手で診療している歯科医です と匿名でコメントが寄せられていて、
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2013/0205/571443.htm

「当事者から見て、歯学部進学はお薦めしません。

まず就職について、完全右利き以外の人は非常に不利で、就職先は閉ざされているのが現状です。
なんとか就職先を見つけてもそれから先が試練の道です。
右手初心者は丁寧に処置を行おうとするあまり、治療に時間がかかってしまいがちです。しかし、この事は、感染のリスクを増加させますし、患者さんも長く口を開けているのはとても苦痛です。
また治療が遅いということは、経営的にも問題で、職場のお荷物になります。
したがって、左利きの先生で治療が遅いと、当然給料も少なくなります。

また、歯科の診療は、中腰の不自然な態勢を取ることが多いのですが、
それに加えて、慣れない右手を一日8-10時間酷使し続けると、首痛、腰痛、
腕の関節痛、指先のしびれ、頭痛などの症状が常に続きます。
卒後10年は整形外科と縁の切れない生活が続くでしょう。

左利き用の器具もありますが、開業するまでの年数を勤務医で過ごすのであれば右利きにならざるを得ません。、そして上記のように体を壊すことは間違いありません。」

これはどこまで信憑性があるかわかりませんが、右利きメインの医療現場が長かったのだから、そら機材も環境もなかなか追いつかないことでしょう。だとしたら体を変える方が早いと考えるだろうし、こどものうちの方が尚更です。
書写指導をしていて、こんなことまで考えたことなかったです。


10人にひとりの割合というのはけっこう多いと思います。
昔に比べたら左利き用の鉛筆補助グッズもあって、ずいぶん変わってきているとは思うのですが、まだまだなんですね。
阪急電鉄のかつての改札機は投入口が左に5度傾いていたけれど、IC型が増えて現行機はまっすぐです。
自分が右利きだし、右利き多数の世界でなんの不満もなく生きているからつい見落としてしまいます。
靴にしろブラにしろ、大量生産のこの時代にマイノリティはお金が掛かる。


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