ちらの書籍を知ったきっかけは、

■不機嫌がなぜいけないか。「ピカソは本当に偉いのか?」に書いてあった (篠田真貴子)
https://note.mu/hoshinomaki/n/nd998e3cd1998

があまりにもよかったからです。
なんで不機嫌とピカソが関係あるんだろうと不思議に思いクリック。
テキスト内に不機嫌に関する本文が引用されているのですが、そもそもわたしはピカソってあまり好きじゃないんです。
こんな高額な値付けがされているのか不思議なのもあり、図書館で借りました。
 

ピカソが好きじゃない理由は、変な磁力が強すぎて不快というか落ち着かなくなるからです。
美術館鑑賞のコツの一つとして「家に飾りたいかどうか」という見方があるんですが、ピカソは家にあってほしくない。
デッサン力はものすごくあるのでヘタではないけれど、美しいと思わないし、そもそも価格に見合わない。
なんであんなにもてはやされているのか。
まさにこの書籍は、ピカソの「わからなさ」についてがテーマで、本当に読み応えありました。

●愛人同士を争わせる


ピカソを理解するには当時の社会と美術環境の変移をまず知る必要があります。それからピカソ個人についてと、運の良さ。 女性遍歴全然知りませんでした。
まさにこの時勢に乗るという運の良さについては、先日ネタにしたバブルとロスジェネにも被っていて(過去ログ)、なんとも胸苦しくなりましたよ。


ピカソの生まれがもうちょっと後なら、こんなことにはならなかったというのがわかるんです。

そんなん知らんかったー!の連続の中で一番印象に残っているのは、
「進化論が登場する以前、変化や刷新というものは基本的にネガティブな意味しか持っていなかった」
「神が最初に全宇宙を創造したとするキリスト教の世界観に従えば、真なるものや美しいものは、太古にその理想型を与えられていることになります従って人々が真や美に到達するには、太古の黄金時代に回帰し、古来の聖典を参照することによってしかなされない」

なんとまあ…
いまでもキリスト教の宗教観を強く持ったまま生きている人は、この世の中で生きるのってしんどくないのでしょうか?

ダーウィンの進化論によって変化するということが「向上」を意味し始めたというのには驚きました。
こういった時代の価値観を理解していないと、ピカソの前衛がなぜあれほど受けたのかわからないです。単純に目新しいものというだけではない。

●不機嫌は人質をとっているに等しい


さて元に戻って『不機嫌』についてです。
以前わたしはこんなことを書いています。
■「なんで怒ってるのか分かる?」「ママは○ちゃんのためを思って言っている」←なぜいけないのか
http://nuinui358.dreamlog.jp/archives/47581088.html
これも自分の不機嫌を自分の理屈で相手にぶつけている。
おためごかしです。

職場の上司が、篠田真貴子さんの環境と同じく不機嫌感情パワー全開でした。
周囲の課長や同等の部長クラスの人ももっと上の役職者ですらみな顔色を窺い機嫌のいい時を狙うか、ものすごく見え見えのご機嫌取りをしていました。
わたしは社会に出て「ええ年した大人の男性が子どものように不機嫌」な光景、重ねて「それを甘受しご機嫌取りをしているええ年した大人の男性」を初めて見たとき、ものすごく奇異に見えました。
なぜ、自分が悪いのでもないのにぺこぺこしてんの? ここは会社ですよね、家じゃないよね、と。
こんな考えを持っているわたしは当然ご機嫌取りなんてせず、用事があれば普通に突進していました。(軍隊社会で昇進できないタイプ)
そもそもご機嫌とりをするという選択肢がない家庭環境だったからです。

母は突然なんの理由もわからず全く口をきかなくなる人でした。
こちらがおはようと言っても、ただいまと言っても全く無反応。
食事や家事はちゃんとやるけれど、ずっと怒った表情で無言です。
これを二・三日から一週間、長くて一ヶ月。
理由がわからないので、ご機嫌取りどころか家族全員手も足も出せません。
本当に気分が悪かったし、なにがイヤってひとりこのように不機嫌にしていると、家の中がなにをやっても楽しくない空虚に満たされるのです。

「 (略)いうまでもなく、人前で不機嫌な顔を見せることを躊躇しない人というものは、それを隠す人よりは人間としての成熟に欠けています。が、人間関係は不思議な物で、往々にしてこうした未成熟な人格が、成熟した人々を支配下に置いてしまいます。

私は、未成熟な人格に自分が支配されるのは嫌いだし、周りが支配されているのを見るのも、本当にいやです。自由と尊重を奪うから。」

本当にそう、自由と尊重を奪います。
だからいまでも勝手に不機嫌な人のご機嫌とりはしません。


サラリーマンに向いてなーい!


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