封シリーズその2です。その1は前回
これまで年賀状(ハガキ)の宛名について書いていますが、金封について書いてなかったなと思って。
ハガキの宛名はこちら

書写指導者を名乗っているもんだから、お祝儀袋が集まる場において「書いたの見ないでー!」なんてよく言われちゃいます。
別に勝手に添削とかしないから、気にしないで下さい。
うまく書けなかったから見ないでという方何人かにヒアリングしましたが、そりゃ無理もないという手順で書かれています。

一発書き

これは、筆耕さんほどならともかく、そうそうしないです。
よくある書道教室は先生が半紙にお手本をその場で書いて下さいます。しかし、販売されている教本のお手本は、何十枚と書いて【これ!】という一枚が採用されているんですよ。
それくらい、満足のいく文字というのはなかなか書けません。
普段ペン字はもちろん筆ペンにも馴染んでいない方が、いきなり短冊に自分の名前(または旦那さん)を練習なしに書けば、どんな事態になるのか想像つきます。

●実寸で練習しよう


わたしは筆ペン教材の余白または名前欄に短冊の実寸を写します。
筆ペン練習帳(後述)があればそっちも使う。
水引とのバランスで短冊の下から何センチぐらいまでに字を入れるか決めます。
字配りを決めてから、次に確認するのは字体です。


こういった三体字典で漢字の字体を確認してみて下さい。
自分の名前であっても、えっこんなバランスなんだと発見があると思う。
買うのがもったいないなら、図書館で借りてもいいです。
ポイントは好みの手書き文字であること。
面倒でしたらすっ飛ばして、次に。



鉛筆で字体を書き写してから、筆ペンでなぞります。
見直して、自分で朱を入れるとなお良し。
10回も書かなくても、それっぽくなってきます。
よし! という一枚ができたら、それを本番用の短冊に並べてお手本にして見写せばOK。
このお手本が一枚あると、それ以降も困りません。

●用具で勝負がついている


くもんの物品に筆ペン練習帳というのがあり、筆ペン教材と同じ用紙です。
3センチマスに中心線が入ってあるタイプと、行書きタイプの二種。
教室に常備しているところはなかなかないと思う。
筆ペンに適した紙で、滲まずエッジがしゃっきり出るから書きやすいのですが、金封の短冊の紙質は筆ペン用とは限りません。
紙によったらめちゃくちゃ滲んでしまい、横画が潰れてしまう。
短冊
金封に同封されている無地の短冊は、こういうときにも役に立ちます。
滲むときは、ペンを立てて穂先ですーっと引くことに意識を集中。
線を“書く”ではなく、“引く”です。
意識で線質は変わります。


最後に筆ペン。
あかしやの「新毛筆」で書いています。(過去ログ

あかしや 新毛筆/うす墨/弔事用 【あかしや】【メール便対応】ふでぺん【RCP】


薄墨もある。今後はこっちの出番の方が多そうね…
穂先の長さやコシは好みがあるので、店頭でいろいろお試し下さい。

弔事と違い結婚式は日時がわかっているので十分練習時間があります。
お祝い事に際し、よい思い出になりますように。