学生向けの漢字の辞典を教室に常備したくて、レビューを読み漁り候補を絞りました。
お馴染みジュンク堂で中身チェックです。
※コメントは2016年当時のもの

辞典を選ぶときのポイント


辞書は種類もものすごくたくさんあり、いきなり店頭に行っても圧倒されるばかりです。行かれる前に、なにをポイントにするか絞るといいです。

今回の漢字辞典、わたしのポイントは成り立ちの解説があることです。
自分の名前など気になる漢字をいくつか決めて、候補の辞典でどのように説明しているかを読み比べます。
同じ漢字であっても成り立ちの説明が微妙に意味が通じにくかったり、「大人ならわかるけどな」と感じさせるまとめ方をされていたり、結構違いがあります。

【候補その①】五味太郎先生のイラストが特徴
【候補その②】ミツムラーにはたまらん
ずーっと国語の教科書が光村図書で育ったので、ミツムラーです。
光村の辞典というだけで、カートにポチりたくなりましたね。
もともと光村の教科書や書きかた教本は、字がきれいです。

【候補その③】書き文字にこだわり
くもんはさすが書き文字にこだわりがあり、活字だけでなく一部の漢字は鉛筆で書かれた文字で書き方のポイントが解説されていました。

この三冊、「午」という文字の成り立ちと解説を読んでいて一番いいなと思ったのは、「小学生のための漢字をおぼえる辞​典」でした。
読み物も充実しています。

光村は「反対語」の漢字も一緒に紹介しています。
太い→細い みたいな。
くもんはこれが付録のページに一気にまとめて書かれてあり、漢字一つ一つの解説項目にはない。
どっちがいいんかな。
わたしは漢字解説の中にある方が好きです。

図鑑と辞書のある家


小学中学生向け辞書コーナーにみっしり1時間以上いたのですが、いまの辞書ってほんとよくできています。
昭和はこんなにイラストが多くなかったし、カラフルじゃなかったぞ!!
辞書を読むためのプレトレーニング的辞書もあるし、至れり尽くせりじゃないですか。

弟は福武書店の国語・漢和辞典を使っていました。
これすごい良かったです。
でも引っ越すときに処分したんじゃないかな。 もったいない。
中学生向けの辞典は、成人してからも十分使えたのに。

今回は用途が小学生向けとはっきりしていることと、こどものとき五味太郎先生のイラストにとにかく憧れていたので!< これに決めました。
中身や子どもたちの反応については次にまとめています。

三冊を読み比べていた時、はす向かいのベンチにおそらく小学1年生であろう女の子とお母さんが、同じように辞典をチェックしていました。
でもお母さんがねー、いらいらしてすごい口出ししていたんです。
あれ、止めてほしい。
できればお子さんのペースで読ませてあげてと思います。 使うのはお母さんじゃないんだから。

こどもの頃、図鑑と辞書、どっちも大好きでした。
今の時代、いろんなメディアがあるけれど、やはりお子さんは辞書、図鑑が好きなんですね。
あのとき、なにを思いながらあんなに熱心に図鑑を読んでいたんだろう。
中学生向け辞書コーナーで異彩を放っていたのがこれ。
ジュニアアンカーガールズエディション… まばゆい…
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