中は気温が高くなり、とうとう大阪も桜開花宣言です。
しかしわたしは朝の冷え込みのせいか起きる前に布団の中で足が攣り、二日連続で激痛の目覚め。
脹ら脛が痛いです。

mixiの方には日常のちょっとしたメモ書きもポストしています。
それで気がつきましたが、冬の方が明らかに落とし物多い。
(あ、わたしが拾う方ですよ)
トップに多いのは、切符。
きっぷ
ダントツで切符です。
落としたことに気づかず降りようとする人を、何人追いかけたことか。

落とした人は、9割イヤホンしています。
切符という軽いものだから落としても音がしないし、声かけても気がついてくれない。
腕のあたりをトントンして引き留めるしかなく、すっごい驚かれちゃうんですが、しょうがない。
以前は電車内で読書をしていたのを、「のうだま2」を読んでから止めたんです。

「のうだま2」の感想日記
考え事をしながら列車内を見ているため、変化に気がつくことが増えました。

次に多いのは手袋片方。
駅のホームや改札によく落ちています。
パスケースをアウターのポケットから出し入れするときでしょう。
こちらは逆に周囲の雑音のせいで落としても気がつけない。
ホームへの階段でイヤホンが落ちていたこともあります。

先日、改札をでたわたしの視界を横切るスーツ姿の若い女性のバッグから、なにやらにょろにょろとしっぽが出ている場面に遭遇しました。
たぶんストールです。
引きずっているのに気が付かず、女性は改札口目指して走っています。
『危ないなあ、誰かに踏んづけられたら抜け落ちちゃうよ』
その矢先、するっと抜け落ちたんです。

あっ

拾ってあげなきゃ!
と思っていたら、わたしの左脇を小柄な女の子が走り抜けてた。
ストールは彼女に任せて、わたしは持ち主の女性を呼び止めよう。

って、めっちゃ走ってるーーーーーーーー!!
待ってええええええ!!

「おねえさーん! おねえさーーーーーん!!」
※間違いなくわたしの方が“お姉さん”ですが、そこはそれ

マスクして籠もった声だけど、気がついてくれました。 リクルートスーツ姿で、乗り換えに急いでいる様子。

「おとしものーーーー!!」

と声を掛けたとき、ストールを拾った女の子が駆け寄って渡してくれました。
その子がわたしに「すみません」ってにこっと笑い、スーツの子も、ありがとうございます! と慌ててまた改札に。
素晴らしいリレーでした。
わたしが咄嗟に走れなかった理由は、ウィルス性胃腸炎の直後でよたよただったからです。よたよただったときにこのリレーがうまくいき、ひとりじーんとした。
落とし物を未然に防げたときの達成感よ。

もういっこ初めてのケース。
横断歩道を渡っていたとき、中央分離帯に白いカードが落ちていました。
最初はなんてことないカードだと通り過ぎたけれど、待て、ICカードのロゴが入っていなかったか??
ICカードだとしたら、定期か身分証だわと慌ててUターン。

案の定、身分証でした。
E○Cの講師の方。これがないと入館できないんじゃないか?
すぐに電話してあげようとしたのですが、身分証には施設名だけで連絡先がないのです。
たしかに外向きのカードじゃないから、連絡先なんて入れないですね。OL時代の入館カードもそうでした。
でも、もしものこと考えると入ってる方が有り難いです。
ああいうカードは紛失すると始末書書かされるんだよ~

結局、看板を頼りに施設に辿り着いて直接お届けしました。
看板がなかったらスマホもないわたしは行き着けなかったです。
そんな落とし物が多い季節ももう終わり、冬物をクリーニングに出すときはポケットの中をチェックしましょう。