定で自分の特性を認識し、動き出したもう一本のルートです(前回の続き)。

ブログの長大なテキストを見ればわかりますが、わたしは書くのが好きなんです。
菊池病でゼイゼイしながらもmixiの日記は書き続け、職場に近いから通い始めた公文の書写教室にも退職後、収入ゼロであろうが通い続けていました。いまも通っています。

鑑定後、書写教室の先生に
「書くのが好きなんですよー」
と話していたら、やっぱり教室やりましょうよ(^-^)と。
この話題を出した2014年11月は、2015年3月の教室開設にむけてのタイミングだったんです。

うおー2年前の悪夢再来…
以前にも指導者試験に合格しています。
でもそのとき一人暮らししていた環境が「次月も住めるか未確定」という不安定さと、どこで教室をやるのか、開設場所がさっぱり決められずすごくしんどかったんです。

これは引っ越しをイメージされるとわかりやすい。
職場に近いとか、通いやすい沿線とか何らかの条件で絞らないと、家探しってできない。
これと同じなのが教室探しです。
自宅近くでやるのか、それとも移動するなら何分圏内かなど、「自由は逆に不自由」でした。

しかし今回は違いました。
鑑定の結果をもとに条件を絞っていったんです。
するとビリヤードのように玉突きでどんどんコトが進み、ベルトコンベアーで運ばれるように会場が決まったのです、しかもすごく良い条件で。
なにこれ、前回と全然違うんですけど!!
下見のため、駅に降り立ったときから違いましたね。

試験にも合格し、あれよあれよと環境が整っていきます。
やばい、どこかで詰まるかと思いきや、とんとん拍子ではないか。
最大の難関が残っているのに。

ここでわたしは「死にたい」ほど辛い事象に向き合うことになりました。
それは、そのままだと靴のWSも教室開設もできない壁。
これについては明記しません。いい影響ないだろうし。
でも、向き合ってみたら全部がうまく流れ出したのです。

もちろん教室開設にあたり、吐き気がするほど苦手なことなんかもありました。
泣き言言ってたときにアドバイスをくれたのは、同じような立場の女性の言葉でした。
この方とは前回の開設活動時には、まだ出会っていません。
書写関係者ではないです。

前回は教室どころか最終的には引っ越さないといけなくて、自分の部屋探しまで同時にやっていたんですが、もうさっぱり物件が出てこなかった。
退出日が迫ってなにも出てこない、なにも決まらないあの絶望感と焦燥感。

そのときある方に
「いまはタイミングじゃないんだよ。決まるときはふさわしい場所が出てくるよ」
って言われたんです。

わたしがほしいのはそんなスピスピしたアドバイスよりも、どこに引っ越したらいいという、方角とか地名とか具体的なアドバイスじゃーい!
が、振り返ると仰るとおりでした。すんません。
お花
2015年3月、教室開設時にお花が届きました。
お祝いのメッセージもたくさんもらえて、すごく嬉しかったです。
まさかいただけると思っていなかったので。自分ならそんな気が回らない!

我ながら謎な確信ですが、誰も入会者がないとか、そういう怖さは全然なかったです。
あるんですよ、なかなか入会者がない教室も。

両親に話したところ、特に反対もなければ、大いに賛成されたわけでもないです。
ただ、反対しないことが二人にとっての応援なんかなと思いました。
それでも、わたしサラリーマンに向いていなかったの、ごめんねと言いましたね。
サラリーマンが当たり前だった父母の世代からみると、おんな一人でこの有り様はさぞかし不安定に見えるはずです。

毎週自分の教室に行くのは、とても楽しいです。
7月に熱中症を起こした「職場」(この日記)っていうのは、教室がある会館のことでした。

ここまでの流れ、一見すると自分が好きなことで夢を叶えたように見えます。
ではわたしの夢は何だったのか。
次回はそれを書きます。

鑑定を活用する

むくさんの鑑定では、「書写指導者がいいですよ!」と、びしーっと出ていたわけではありません。
鑑定は、自分の特性・傾向、そして現在地についてでした。
その中から自分でこれとこれならできるとか、組み合わさったものがメニューです。
“靴”よりも“書く”の方がわかりやすいので、組み合わせ例をいくつか挙げます。

「かく」も二種類あり、「書く」と「描く」
当初わたしは「描く」で工芸高校とデ研に進学しています。

描く+芸術=絵画
描く+産業=デザイン
描く+映像=映画、アニメ、漫画
描く+サポート=絵の先生

細かく書くときりがないのでざっくり。

書く+芸術=書画、書道 いわゆる莫山先生
書く+思考=作家、記者、ライター
書く+黙々=フォント、筆耕 単独作業というニュアンス
書く+サポート=字の先生

以前から別の方にも「NAZさんはとにかく“書くこと”だよ」とは言われていたのですが、書くことって身近すぎてめちゃくちゃ広いんですよ。
下手にいろいろ知っているからこそ、絞れなかったです。
そしてなにより、自分にとって当たり前すぎた。

書写はわたしが自分の特性【書く】について先生にぽろっと漏らしたことがきっかけではありますが、結果的に鑑定で出てきた特性が複数組み合わさった職種でした。
このように、鑑定の結果は結果であり、どれを採用して活かすのかはやっぱり自分なんだなと思います。

いろんな鑑定を受けてきて、「ああ、そういう面もあるな」という納得は幾度もありましたが、最終的に振り返ってみて「活かしきった!!」と実感できたのは、むくさんの鑑定で初めてでしたね。
これまでの鑑定を活かせなかった自分の未熟さという反省も込めて、書いてみました。

ちなみに書写指導者一本で終わるわけはなく、書くことはほかにもあれこれやっています。
そして、書く以外の特性も活用中。