だ左だと賑やかです。

うちは朝日新聞をずっと購読しています。
昨年の訂正記事のあと、母は「磯田先生の連載が終わったら解約したい」と言っていました。

磯田 道史(いそだ みちふみ)先生は当時朝日新聞で自然災害についての歴史エッセイを連載されていて、のちに書籍化されています。

でも、ほかに読みたい新聞がなかった。

主張に偏りのない新聞なんてないんですよ。
ねつ造はもちろんダメですが、どこにだって偏りがある。

メディアだって資本主義ですから、自社に都合のいい動きをする。

親戚は、主張が反対の新聞を複数購読しています。
偏りとのつきあい方の方が大事だと思います。
あえて朝日がどう立て直すのかという視点で、うちは購読を続けています。

誌面に、「ザ・コラム」というコーナーがあります。
編集委員の方が書かれているのですが、ここ一年は
稲垣えみ子さんが書かれていました。
WEBサイトでもお顔を見れるのでキャプチャを貼りますが、
稲垣えみ子・編集委員
アフロなんです。

初回は、なぜアフロなのかという点から、コラムはスタートしました。
そして一年後の今、その初回を書くにあたっての裏話が掲載され、今回で最後です、と。
えー!!

朝日新聞デジタル内「稲垣えみ子」検索結果

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お薦めは、今年のお正月に掲載されたこれ。

(ザ・コラム)選挙の後に 毎日が投票日かもしれない 稲垣えみ子

昨年末の総選挙に触れ(ああ、そんなこともあったな)、橋下さんの選挙戦の思い出という流れから、文中より一文だけ転載させて下さい。

「お買い物とは、どんな社会に一票を投じるかということ。」

これは稲垣さんの言葉ではありませんが、目が覚める思いでした。
買い物が好きなわたしは
「買い物は知的な体験だ」
という信条があるのですが、こちらのほうがもっとわかりやすい言葉かつ重みがあります。

無投票でも(わたしは無投票しません)、そこに生きている限り社会に一票を投じていることを、改めて意識しました。
だから「選挙に行ってない」から政治に口出しする資格がないなんて、傲慢。
浅慮です。年齢も関係ない。
そして声が大きな人は、なぜ大きな声を出すのか。
言っている言葉の内容よりも、そんなところをわたしは見ています。

で、今季ボトムス不足でして、パンツを求めてうろうろしています。
以前お買い物をした店に久しぶりに入った際、若い店員さんが対応してくれたのですが、これがまあ、明後日の方向を向いた応答。

言いたいことをじゃんじゃんまくし立てられ(マニュアル?)、おーい責任者呼んでーヤバいよーと心配になるほど。落ち着いて下さいな(苦笑)
お店の方針が変わったんですかね。
残念ながら賛同できないので、もうここでお買いものはできないわと見切りをつけました。

同じフロア内をいくつかチェックしたのですが、どこの店員さんもわたしを見ずにお話しするんですよ。
百貨店はどこへ行ってしまったのか。
わたしの一票はどこに投じるのか。
パンツ探しは続きます。

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