たしのVネックニット探索の歴史はかなり浅く、記録に残してあるのは2011年秋冬からです。
会社辞めてからですね。
これには理由があり、OL時代はめっちゃからだが冷えていて、重ね着もこもこしていました。
体温は35度台。
退職後、菊池病に罹病し完治したら体温が上がって、現在平熱は36.5度くらい。食後は37度くらいになります。
昔のガラスでできた体温計は「37」が赤くなっていますが、これは世界の平均基礎体温であって、ここを越えたら発熱という意味ではありません。
成人の健康診断には、体温計測も入れた方がいい。

体温が上がったので、これまで着ていたハイネックやタートルネックが暑くて着れなくなったのです。
重ね着も肩が凝るし、1枚でしゃっきり着れるVネックニットを探すようになりました。
ところが店頭にないんですよねー。
プロパーを諦めて、三田のアウトレットで購入したのがVネックニット探しの始まりです。
前回の日記は、今季Vネック探しの第一弾)
現在手持ちは3点。一軍はイネス。

その1:2011年12月購入(三田) 
 KETTY アクリル55%テンセル25%ナイロン20%
その2:2014年1月購入(三田) 
 マーガレットハウエル 前面コットン80%ウール20% 背面シルク100%
その3:2014年10月購入 
 ユニクロイネス カシミア100%(詳細は過去日記

●値付けの根拠


こんな調子でブランドにこだわらず毎年同じアイテムを探していると、差異がよくわかります。
百貨店に入っているドメブラをチェックしていますが、単純に素材でいくとユニクロ無印の方が上です。
ドメブラは一年中ポリだらけ。

先日Vネックを探して百貨店をうろうろしたところ
【ポリエステル41% ナイロン21% アクリル21% 毛17%】
このニットがお値段11,500円、12,420(税込)円です。
無印のあとで見たため、なおさら『ウールは17%しかないのにすごい値付けだな』と思いました。
同じように透け感のあるニットなら、生地は断然無印の洗えるシルクの方が上質。

じゃあ、この価格に見合った付加価値はなにかというと、型紙(パターン)やデザイン。 でも、そんなに惹かれるデザインかな。
百貨店に入っているドメブラって、似たデザインのアイテムを並べています。
日本メーカーは細かな縫製なんかはちゃんとしているから、結局違いは色やディテール、素材ぐらい。

「このお店がなくなったら困る」
というデザイン訴求力がないです。

買い物する際誰もがわたしのように素材や洗濯マークをチェックしているわけではないですが、ユニクロと無印で買い物をしている人はたくさんいます。
そんな人に向けて、お店の人はこの12,420円(税込)のニットをどうやって売るんだろう。
どんな価値を伝えるんだろう。

わたしは化学繊維を否定しているわけじゃないです。
手持ちのVネックニットでKETTYのアクリル55%テンセル25%ナイロン20%のものは、手触りもよく地厚です。
いまだに処分する気になれません。
化学繊維の特性を上手に使った衣料品は、この数年見なくなりました。
機能性インナーばかり、年々展開も増えている。
だから余計に、ポリエステルは価格を下げるための安もの繊維というイメージが強くなった。
これはブランド側が自分の首を絞めていると思います。

●そらクオリティは悪くないでしょ


9/12(土)の朝刊に「J∞Quality(ジェイクオリティ)」の二面広告(全面X2) が載りました。
今週は23区の二面広告もあり、そちらはイメージ広告。 J∞Quality(ジェイクオリティ)
■J∞Quality(ジェイクオリティ)
http://jquality.jp/

日本品質の証明とあります。
新聞記事のテキストは、わたしは読む気がしませんでした。
だって日本の品質の良さはとっくに知っています。
雑貨靴ですら恐ろしく縫製が綺麗だし、メイドインチャイナであろうと売られている服は上手に拵えられています。
材料や染色・織り、縫製の技術が優れているのはわかっています。
そしてそれらが徐々に失われつつあることも。
でも、質が良ければ買うかというと、そうじゃないです。

衣類は鑑賞するものではなく身につけるものだから、最終的に身体に合わないと困る。
高品質なものがデザインパターン優れているのは当たり前だから、いまさらそんなこと声高に言われても、と読む気がしなかったのです。
万人に合う型紙はないんだから、「ここに特化した」デザインをウリにしたブランドがもっとあってもいいと思います。

わたしは別に、ユニクロ無印信者ではないです。
このブログには、それぞれの型紙が合わないことも散々書いてきています。
それでもなお、毎シーズンチェックするのはドメブラに着たいと思えるアイテムがないから、流れ着いただけのこと。 そしてユニクロ無印は、型紙を改良しているから。
ユーザーにも自社アイテムにも、真っ正面から向き合っている姿勢がわかるのです。

ジャパンクオリティサイトにあるこのコート、
SANYO RAINWOOL TRENCH COAT
http://jquality.jp/products/rainwool-trench-coat/
かっこいいなーと思い、画像は細部がわからないから「製品ページへ」をクリックしたら、リンク切れ。
ガッデム。ECサイトはもっとフル活用して下さい。
いまどきWEBで確認できないってことは、現実にも存在しないに等しいです。
わたしがジャパンクオリティのサイトに行ったのは、ネタにすることだしブログからいちおうリンクしとこうかなと思ったからです。
商品の詳細を見るためじゃなかったのに、そのうえでリンク切れだとほんとにがっかりする。

アパレル業界の厳しさはいろんな媒体が証明していますが、その上でこの「J∞Quality(ジェイクオリティ)」の二面広告を見ると、ああそりゃ厳しいわなと改めて納得です。
今後東京オリンピックに向けて外国人観光客の増加を見越しメイドインジャパン力を訴求したいのだと思いますが、消費者の視線と完全にずれていて、いっそ気持ちいいぐらい。

雑誌も読まない民放は録画視聴のわたしなので、唯一毎日触れる広告媒体は新聞広告です。
こういうおもしろいことがあるから、新聞は好きですね。