タンナー工場見学続きです。前回はこちら
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タンナー見学13  タンナー見学14
産業革命っぽい!!
工場内はとても広く、さらに二階もあって、案内がないと位置がさっぱりわかりません。
タンナー見学15  タンナー見学16
わー!!
ずらっと乾燥しているところです。
よく見るのは半裁(はんさい:一頭分の革を背中で半分に切った状態)されたあとなので、こうやって一頭分の革がみっしり並んでいるのに言葉なく圧倒されます。
映画「キンキーブーツ」の世界だわ。

イギリスの靴工場が出てきます。とても好き。

タンナー見学17 タンナー見学18
これは中のローラーが回転し、革を伸ばすセッター。
イタリー製です。
タンナー見学19 タンナー見学20 
竹の竿にかかっています。
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こちらはバフ(研磨)機械。サンドペーパーでバフすると、ヌバックになります。 
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専用ロールペーパーでバフします。
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バッサバッサ → バッサバッサ
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これは“バタバタマシーン”バタ振り機。
バタ振りといいまして、半裁の革を上下にばったばったと振りたくるのです。
洗濯物の水気を切るように、ばったばったと。
布みたいに軽々振っているように見えますが、生で見るとそれは恐ろしくって、巻き込まれたら首もげそうです。
なにをしているのかというと、革をほぐして風合いを変化させるのです。
薬品だけでなく、こんなアナログ(?)な手法で工程を重ねているのに驚きました。

もうちょっと加工は続く。首を大事にこちらへ。⑧で終わりです。