木たくといえば今年「ホットロード」が映画化されています。


あのコミックスはわたしの青春ど真ん中の時代で、大流行しました。

和希の真似してオキシで髪の毛脱色する同級生が何人もいたし、髪型も和希の真似。
スカートは超ロング。
崩した制カバンには、必ずスケルトンブラシ。
愛用品はケープ。
国語の授業中先生から国語辞典を借り、考えているのはチームの名称。
腕に彼氏の名前を安全ピンで彫っている子だってじゃんじゃんいて、誇らしげに見せられたものです。
冷ややかに見ていましたが。

マンガやアニメのオタクとヤンキーって、ほんとにベクトルがおなじ。
マンガの真似なんて、ふつうに考えたらオタクじゃないですか。
髪型の真似なんて、コスプレだし。

大体、ヤンキーの男女はわざわざ制服改造するぐらいなら学校来なけりゃいいのに。
要するに構ってチャンですよねーなんて、当時思っていました。
改造制服でメンチ切って、でも卒アルの集合写真には写るって、黒歴史じゃないかと。

そんなわけで「ホットロード」には何らノスタルジックはなく、むしろ暗黒時代だった中学のイヤな思い出ばかり蘇る魔の書籍。
でも、紡木たくって今どうしてるんだろうと思ったのです。

牧師さんの奥様が書かれているブログ。
 

「作者の紡木たくさんが、ホットロード執筆中よりクリスチャンだったそうで、
その後、主婦となられたそうですが、ホットロード映画化の話をずっと断ってきたそうです。
紡木たくさんは、現在、関東の方で女性の牧師をしていらっしゃいます。」

クリスチャン。なんと。
だから新作(といっても2007年作)『マイ ガーデナー』のテーマが「無償の愛」だったわけだ。
これまでの著作タイトルを見ても、納得がいきます。

奥様のブログがなかなかおもしろくて、しばらく読みふけっていました。
ご主人が教会へ足を向けるきっかけも興味深く読んだのですが、結婚についての思い煩いと鮮やかな一言がぐっとくる以下を貼っておきます。


 

牧師ってことはプロテスタントですね。
知り合いのご夫婦もプロテスタントなので、ブログの雰囲気に共通するものを感じます。
不安のことを書かれていても、やっぱりなにか「安定」したものがある。
信仰の力みたいなものかな。
正直羨ましい、わたしにはないので。

これまでの人生で強烈にインパクトのあった女性が、カトリックでした。
その時のイメージで『信仰』が生き様に全く反映していると感じられず、わたしの宗教観にいい影響がなかったのですが、出会う人、宗派でもずいぶん変わるんだと、今はわかります。
わたしに大きな影響を与えたのは、遠藤周作作品だな。


最近読んだ本。タイトルがわたしにぴったりすぎて。