九に用事があったとき、そういえば駅の案内に生國魂神社って書いてあったなと見回したら、道案内があったのでぷいぷいと従ってみるとすぐに行き着きました。

生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)

7月2日に行ったのですが、まだ鳥居の茅輪(ちのわ)がありました。
7/11・12と夏祭りなので、その時まで置いておくようです。
6月30日の夏越大祓に今年は行けなかったので、お詣りすることにしました。
生國魂神社001
鳥居も茅輪もでっかいな!!!
初めて来たので、こんなでっかい神社だと知らなかったのです。
写真にはありませんが、神紋は「三つ巴紋」と「橘紋」
神武天皇の創祀と伝えられているから、橘氏所縁なのかな。

茅輪に因んだ「夏越守り」を社頭で販売していました。
関西では「いくたまさん」と呼ばれていて、
「川」の天神さんと並び、「陸」のいくたまさんと称されるそうで。
全然知らなかった…

本殿がなんか変わった建築だなーと思っていたら、もらった神社略誌によると「生國魂造り」と呼ばれるほかに類をみない建築様式だそうです。
道理で撮影している人がいたわけだ。

境内はなかなか広く、本殿脇からは生田神社の生田の池(森)ぽい雰囲気です。
生國魂神社002
桔梗すきー!
生國魂神社003
いい香りがすると思ったら、クチナシ。
クチナシが咲くから梅雨は好き。
生國魂神社004
あじさいが咲くから梅雨は好き。
生國魂神社005
曇っていたのでさっぱり時がわからない、日時計。
生國魂神社006
とても珍しい、鞴(ふいご)神社。
日本でここにしかありません。

鞴は見たとおり革偏なので、一般的なのは革でできたもの。
火を熾すときに使う、ペダルのようなアコーディオンのような道具です。
「ふいご」でGoogle画像検索したリンクはこちら
製鉄に関係するので金物業界の守護神、そして各家庭の竈の神様としての信仰を集めています。
が、なんでわざわざこれをピックアップしたのかというと、当然靴に関係しているからです。

夏になると衣服について「ふいご作用」を見かけることがあるかも。
靴にも「ふいご作用」があり、ゆるい靴の方が靴の中で空気が循環しそうなイメージですが、実際にはちゃんとあしに合った靴を履いていると、土踏まず部分からシュッと空気が抜けて、靴内の空気が循環され、嫌なにおいもしない。
わたしはこの「ふいご作用」はタルタルガパンプスで初めて実感しました。
その時の日記
こればっかりは体感してみないと、わからないですね。

足の臭いと靴については、のさかさんのサイトにもふいご作用まじえて紹介されています。
■足の臭いと靴の関係
http://www.nosaka92.co.jp/knowledge/k10/

他に、大木さんのブログにもいくつかあるので貼っておきます。
http://shoefitter.seesaa.net/article/295546255.html
http://shoefitter.seesaa.net/article/351569004.html
http://sfitterooki.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-e543.html


思わず靴のことに思いを馳せましたが、いくたまさんでは7/11・12と夏祭りがあります。
7/3の朝日新聞夕刊「(関西@まち町街)ありのままの、お祭り再び 相次ぎ復活」でも紹介されていた、御鳳簾(ごほうれん)が復活し、かつての渡御行列が復興。
でもまさか、大阪城までの行列という規模の大きさだとは思っていなかったので、びっくりしました。

この生國魂祭にちなみ、縁起物の魔除獅子(初穂料2000円)がでます。
いくたまさんの魔除獅子がもっとも古く、のちに他所へ伝わったそうな。
あと夏越神楽(初穂料2000円)も11・12の二日間限り受付。
ご本殿で夏越神楽を受け、団扇と手拭いをいただけます。

さすが大阪三大夏祭り、えらいボリューム。
11日もちょうど谷九に行くし、台風も去っているだろうからお詣りに寄るつもりです。