くさんからおもしろい本を教えてもらいました。

こういった診断系っていろいろあり、おなかいっぱいなのですが、てっきり自己啓発系なのかと思っていたら(書店でのジャンル分けは自己啓発です)、認知特性についての診断です。

学習や記憶にあたって、自分の脳の処理方法がどういう傾向なのか。
たとえば、料理教室や勉強会でメモを黙々ととる人と、全くとらずにトライする人。
電化製品の取扱説明書を順番に読みながら、手順通りにトライする人。
全く見ずにいきなり本体を触る人。
「あの人と同じ方法でやっても、自分はうまくいかない」
というのは、よくあると思います。
情報のインプット・アウトプットについてもともと向き不向きがあるとわかっていたら、より効率的に習熟できるのでは。

むくさんがご家族を例に挙げた説明で、音一つとっても、サウンドタイプと言語タイプに分かれるとありました。
わたしが興味を引かれたのは、ここです。
わたし、無音の環境が大好きです。無音命(むおんいのち)。
ヒーリング音楽ですら、いらん。
かかっていたら、即入眠。
音楽によるレッスンとか、すごい困る。
そうぼやいたわたしに、むくさんが「こういうタイプじゃないでしょうか」と推測してくれたので、実際に診断をしてみたのです。

書籍自体はB6判96ページのお手頃サイズ。
しかし、点数計算がちょうめんどくさいので、ぜひこちらのサイトから計算用のエクセルシートをダウンロードしてください。2シート目が質問です。 (2017年2月追記:著者のクリニック移動に関連してURL修正)
本田40式認知特性テスト 一覧
6タイプに分類されます。
視覚でも、カメラ(2D)と3Dタイプ。
文章でも、ファンタジー(イメージ型)と辞書(文字そのまま)に。
音楽でも、ラジオ(言語)とサウンド(音楽)に。

わたしの結果が、こちら
本田40式認知特性テスト 結果

本田40式認知特性テスト グラフ
むくさんの推測は大正解で、笑っちゃうほど低いのが【サウンド】の8点。
それに対してトップは【辞書】の35点。
どこまでも靴履いて歩く辞書のわたし。

質問の一部はこちらでも読めるのですが、
http://www.sinkan.jp/news/index_4398.html
わたしが特におもしろいと思った質問は、
「フランシスコ・ザビエルと聞いたとき、何を思い浮かべますか?」

「外国語を勉強するなら、何派ですか?」
A 読むより聞いて覚えるラジオ講座派
B 文法からきちんと学ぶ教科書派
C 外国人と話して学ぶ実践派
D どれも苦手

Dに決まってんだろーーー!!
英語の授業、だいっきらいだったわ!!
アルファベットを書くのは、すごく楽しかった。
筆記しか好きじゃない。

40問ある問題の選択肢を読んでいると、えっ世の中の人はそうなん?と驚くことが多いのです。
これは、自分では普通だと思っていることが、そうではない人がいるというのをくっきり見せてくれました。
設問と選択肢が、絶妙ですね。
特性の解説も「あるある」「おるおる」頷きの連続で首が痛い。

この診断は自分の得手不得手を知るだけでなく、
「この人はできないのではなく、ただ、こういう人なんだ」
というあるがままの個性を知るきっかけにもなります。
こういう得手不得手は、もっと早くに知っておいていいと思いました。

なお、点数評価の説明として、14点以下は弱い認知特性。
15~45は一般的なレベル。
46点以上は強い認知特性なので能力特化がみられます。

わたしはサウンドがよわよわのバランス型ということになります。
この診断結果を見て、ああだから司馬遼太郎の著作と相性悪いんだなと納得しました。
シバリョー作品は、文中にしょっちゅう「余談ですが」と著者の余談が挿入されます。
わたしは文章を映像化して読むため(朗読や音読ではない)、「余談」が出てくるととたんに白髪頭のシバリョーがぼんと浮かび、現代に引っ張られる。
集中できへんわーーー!!
ある種随筆調な文章なので、これがいいという人もいますが、わたしは全く合わないのです。

それに対して池波正太郎の文章も地形の表現などで現在はこうだという注釈が入りますが、著者本人は映像に入ってこない。
文章の書き方による違いです。
池波正太郎作品の感想で「現地に行きたくなった」というのをよく見かけるのがおもしろい。
わたしと同じタイプの人かなー

大衆に受け入れられている著作でも、合わない人がいるんだよ。
この診断、やってみてよかったです。
なお、辞書タイプの改善アイデアとして、「結論を先に書くこと」
あうっ 痛いっ

書籍にはこのように、特性を生かすアドバイスもちゃんと書かれています。
2017年2月にもっかいやってみました