ガネのショッピング同行をいたしました。
このときの日記とは、別の方です)

ブログを読んでくれた男性で、
「眼鏡市場に行ってもどれを選べばいいのかわからない」
「選んでほしい」
まかせんしゃーーーい!!

この方とは知り合ってかれこれ1年ちょっとですが、お誘いの内容やお話の内容があとで振り返ると
『ああ、これってああいうことだったんだな』
と気がつくことが多いのです。
奥様も素敵な方(^-^)

どのお店にしようかと思っていたとき、ちょうど手元に芦屋のルホソルさんからトランクショーのDMが届いていました。
http://www.lujosol.com/

トランクショーの期間中、お店はあるブランドの商品がどっさり揃いまるでバイヤー向けのような趣きになるのです。
本来の意味はデザイナーが自ら会場に赴き、新作コレクションを紹介するスタイルのこと。
確かに名前から、トランクに詰めたアイテムが想像できておもしろい。

期間的にオルグリーンとラフォンのトランクショーが行けそうで、ご本人のイメージからラフォンかな!
というわけで、4月末に芦屋へ繰り出しました。
わたしもちゃっかり自分のメガネで出陣し、メンテナンスです。

行ってみるとやっぱりラフォンで正解だったわ〜という、充実のラインナップ。
このタイプがいいというのがすぐに絞り込め、色違いのどちらにするのか迷いました。
どっちもかっこいいんだわ、これが。
うーんうーん。
選ぶのはわたしにおまかせなのです。
どっちもかっこいいけれど、こっちは日常的、こっちはビジネスシーンにもかっこいいなというわけで、よりかっこういい方に決めた!

男性のショッピング同行を度々していますが、男性って決めるのはやいですね。
女性は時間たっぷりかけることで満足度が比例すると思っていたけれど、男性は全然スタイルが違う。
こういうところもショッピング同行の面白いところです。

レンズを決めたりくじを引いたあと(ハズレ無しの金券ゲット!)、満を持してわたしが取り出したのは、
MADURO011
持ち歩き用のMADURO。
このページの老眼鏡、実物がないかな〜と思って(^-^)
MADURO006
サヴィルロウの三角形フレーム。

店長さんによるとこれは、いわゆる鼻眼鏡の部類になるそうです。
ちょっと前にかけておいて、近くを見るとき外さずに上目遣いに見ることができる。
なるほど〜
もともと欧米の老眼鏡は鼻眼鏡タイプが発祥。

同じものはなかったのですがレディースの三角タイプと、ドイツの職人が手作りしたという、めっちゃかっこいい鼻眼鏡を見せてもらいました。
あー! 分かります、こういうメガネ、イギリス映画やドラマでよく見ます。
シャーロックホームズに出てきそう。

金のフレームだけど、イヤミのないホワイトゴールドの上品な色。
そして、パーツの接合部がものすごく繊細な仕上がりをしていて、『て、手づくりってすごい』と息を呑む。
置いているだけで圧倒的な存在感なのです。
かっこいいけれど、これは若造にはかけられません。
ある程度の年齢と貫禄がないと、メガネに負けてしまう。
おもしろいです。

専用の木製ケースがあり、めがねスタンドをそのまま横にした形状だから蓋がないのに、逆さにしても鼻眼鏡が落ちない。
えっなにこれ!?
こちらも手づくりで、繊細なフレームが落ちないようにきっちり作り上げられており、震えるような技術力。
きっと、3DCADでは再現できないんだろうな…

日本人はきっちりしたものは作れるけれど、あと一歩何か深みがないんですよねと、ちょっと残念そうな店長さん。
それすごくわかります。
靴も服も同様で、日本のものは縫製もきれいだし染めムラもない。
洗濯に堪えうる素材(ユニクロはもうあかんけど)。
作りはとてもきれい。
なのに、ファストファッションを筆頭にどうしても欧米のものとは何かが違う…
くあーーーーーーーーーーーーーーーー!!

老眼鏡スタイルも違うんですよ。
知らなかったのですが、欧米人は人種的に近視が少なく遠視なので、老眼鏡をかける人が多い。
アジア人は近視が多く、老眼鏡よりも近視矯正メガネのほうが広く一般的。
これは眼球の形が違うからだそうです。

なるほど、だからわたしが2008年夏NYに行ったとき、間違いなくJapaneseだと声かけられたんだわ。
なんか街を歩く人にメガネ率低いなと思っていました。
使い捨てレンズの普及もあるだろうけど、そもそも近視が少ないのか。

時差ボケがきつくコンタクトレンズの装用ができなくて、しぶしぶメガネで過ごしていたら、博物館だったり行く先々でJapaneseってバレバレ。
意外とチャイニーズやコリアンに間違われることなく、判別できているものだなと感心。
逆に現地のコリアンに声かけられて、ちゃうちゃう、わたしジャパニーズ!

MADUROを持参したことで、思いがけず近視と老眼鏡について知識を得ることになりました。
わたしの期待以上の対応をしてくれるルホソルさん、ほんとによいお店です。
近視については、次の項に追記します。

あ〜楽しかった。 メガネ大好き(^-^)

岸田編集長の老眼鏡語りは、こちら。