【わたしの渡航履歴:ローマ、パリ、ロンドン、ユタ、台湾、中国深圳市、香港、トロント、NY】

いずれも詳細な日記をつけているのですが、あまり読み返すことがないのですっかり忘れていました。
わたしは長距離飛行機にどうも弱いみたい。
関西→沖縄では風邪ひいていたのに何ともなかった。
気圧の関係なのか。

初めての海外ですでに「2回目の機内食から気持ち悪い」っていう記述があり、以降は酔い止めや鎮痛剤を予め服用。
果ては睡眠導入剤『マイスリー10』を内科で処方してもらって機内は全部寝るという快挙を成し遂げたのが、前回のNY旅行でした。
それですっかり忘れていたんですよ、飛行機酔い対策を。

今回のハワイ行き、出発して小一時間でだんだん頭が鈍くなってきて、姿勢を変えて痛さを紛らわせていたのですが、だめでした。
何度もつばを飲んでみても解消せず。
わたしが知ってる耳抜きはこれだけで、鼻をぐっとかむ鼻からの耳抜きの方法って知らなかったのです。
知っていたら違ったのかなあ…

そして、これまでの気持ち悪さはいつも着陸時だったんです。
離陸時は何ともなくて、着陸時が一番ひどい。
こんな風に高度の高いところからずっと頭痛が続いたことはなかった。
ほんとに油断しました。

二度目の軽食時は食欲が全くなく、頭痛と気持ち悪さで冷や汗が出る。
痛みはよくあるこめかみの血管拡張型ではなく、左側面から前頭葉にかけての重く鈍い痛み。
暴れ出したいけれど、そんなんで治るわけもなく。

それよりもこの頭痛が着陸後にちゃんと治まるのかが、一番の心配事でした。
ずっとこんな調子では、到着後の買い物ミッションとかディナーの予定がどうなるのかと、ほんとに絶望的な気持ちで機内をまんじりと過ごしたのです。
せっかく日本語の通じるCAがいたんだから、鎮痛剤をもらえばよかったと思うのですが、渦中にあるときはなにも考えられない。
機体が徐々に降下し始めるタイミングがピークで、梅干しをガンガン食べまくって凌ぎました。

旅の必需品