お友達から無料セミナーに声をかけられて、会場がグランフロント大阪北館のナレッジサロンだったのに興味を持ち、参加しました。
http://kc-i.jp/facilities/salon/

度か北館を訪れていますが、このサロンには行ったことがなかったんです。
どういうわけか一度も辿り着けたことがなかったからなのですが、行ってみてわかりました。
なんていやらしい構造の建物なのか…

RPGでダンジョン攻略をしたことがあればわかると思います。
ざっくざっくと上のフロアに上がってみれば、自分が行けないフロアの端っこに下からの階段と、宝箱がある。
きーっとなって上がってきた階段を下りる、そんな感じ。

ナレッジサロンへのアクセスは、限られたルートしかなかったんです。
ナレッジ
まさかそんな作りになっているとは想像もしていなかったので、ふんふんとエスカレーターを上がってみていざ7階に着いたとき、屋上ガーデンにしか行けなかったときのあの衝撃。

上がってきたエスカレーターは、サロンフロアに繋がっていなかった。
エレベーターでも同様で、館内に複数あるエレベータもエスカレータも、サロンに行けるのはそれぞれ一機ずつしかないのです。

なぜこんな作りにしたのか、それはサロン利用が会員制で誰でも入れるサロンじゃないからです。
一般的に自治体が所有している公民館や交流施設は、会議室・料理教室・和室を申込者に貸し出す【貸館業務】というのがあります。
施設の提供です。
館にとっても主な収入源となるのですが、申し込みはその自治体に住居を構えている人だったり、誰でもOKだったりいろいろ。
でも、参加者はフリーです。
当日参加OKっていうイベントに心当たりがあると思います。

ところがナレッジサロンは、参加者も事前に申し込んでおかないと入館できません。
サロンには受付があり、参加するイベントと氏名を伝え、主催者側が提出したリストと照合して、それから「ビジター」名札をもらって入館できるんです。

げー、これ、どこの運営会社が業務受注したんだろう。
結構めんどくさいと思う。
プロジェクトルームはなんでかガラス張りのめっちゃオープンルームなのでサロン全体の様子がよく見えたのですが、スタッフがしょっちゅう巡回しているんですよ。
こんなこと、普通の貸館運営ではない。

プロジェクトルームはさすが最新、壁前面がホワイトボードだったり(あんなでかいホワイトボード初めて見た)、椅子もいいものを使っていました。
が、なんせガラス張りの壁がいかん。
なぜブラインドを下ろさないんだろう。
内部
室内は「ロ」の字に椅子を配置して、たまたま窓際に座っていたところ、反対側のプロジェクトルームでプロジェクターを使用した人がいて、その青い光がどかんとこっちまで突き刺さり、目ん玉が潰れそうになったわ。
攻撃を避けるのに必死で、集中できません!

さらにガラス張りルーム内では、ペットボトル飲用禁止です。
サロン内には喫茶エリアがあるので、そこでガラスコップと無料のお水をくんで、ペットボトルの飲料はコップに移して飲む。
ペットボトルをおおっぴらに出すのがまずいみたい。
スポンサーの関係ですか??
よくわからんわ…

カフェラウンジとプレゼンスペースはテーブルセットもたくさんあって良いのですが、変なところに段差があり、これがまた床と同化してて見づらく、でーんとすっころんだ人もいました。
おしゃれと理想を詰め込んだは良いけど、逆にスタンダートさがなくて、感覚が馴染めない。
もうちょっと普通でええのに…
そんな印象。

ガラス張りが落ち着かなくて、また使いたいと思えない施設だったなあ。
全然主旨が違う建物ですが、同じくこの春からの新しい
まちライブラリー@大阪府立大学
http://opu.is-library.jp/
https://www.facebook.com/machilibrary
の方が、好きです。