なの鉄道で長野に到着後、まっすぐにながの東急地下一階に向かいます。
前日にチェックした、目当てのすき焼き重も栗おこわも買えて大満足。
特急しなのに乗り込み、長野とお別れです。
といいますが、実際には行程の半分以上が長野県内を走行してるんですけどね。

長野県は中部電力の管轄だから、電力供給の影響は全く受けていないと思っていました。
実際には松本駅に到着したとき「節電のため、上りのエスカレーターは運転停止しています」という車内アナウンスがあったり、長野駅でも構内は節電のため消灯され薄暗かったです。
上田も観光案内所や一部商店は消灯していました。
長野は大半が60Hz地域ですが、一部は50Hzの区域があるんですね。
行ってみるまで全く知らなかったです。
いろんな意味で別世界でした。

車窓の景色を眺めながら例によってグウグウ寝ていたとき、それは発生しました。
松本を過ぎたあたりだったと思うのですが、目が覚めると駅でもないのに電車が停止しています。
やや?
車掌さんが時々慌ただしく走っています。
しばらくすると車内アナウンスで
「ただいま鹿をはねました。確認のため停車しています」

鹿をはねた!!
接触じゃなくて、はねたってゆったよ!!

わたしたちは列車の後部側車両でしたから、はねた衝撃なんかは全くわからなかったですが、かなりびっくりしました。
そして、更なる衝撃が。
結局列車は15分遅れで運行再開されたのですが、実はわたしたちは名古屋での新幹線乗り換えが10分なのです。
乗り換え連絡の新幹線に、間に合いませーん。

自己都合で乗り遅れた場合、指定券は後続新幹線の自由席に乗り換えられます。
こういった事故の場合どうなるんだろう。
そしたら名古屋の乗り換え口近くに窓口があって、そこで後続の新幹線に振り替えてくれるそうです。
ほほーすごいね、日本の鉄道はアナウンスといい対応といい、素晴らしいね。
安心して栗おこわを食べました。

後にWikiで確認したら
「長野県や岐阜県東部(中央本線中津川駅以北や篠ノ井線区間)の山間部を通過するため、山地の局地的な大雨、また冬季は 積雪の影響で遅延することが多い。
またそれ以外の時期でも、単線区間の行き違いや、塩尻駅での中央東線からの列車の接続待ちなどの影響により、数分の遅れ が発生することが日常化している。」
とありました。

たしかに行きは4分遅れでした。日常化してたのか~
大阪だと列車の運行において事故以外遅れることがないのですが、あれはやっぱり特殊なんですね。
自然の中を走る列車なら、遅れることが普通だと思う方が正しいです。

名古屋駅での新幹線振り替えで、ラッキーなことに「のぞみ」に乗れました。
うちはもともと「ひかり」を予約していて、のぞみは追加料金プランだったんです。
乗車時間はひかりと同じだけど、シートがのぞみの方が楽なので、これは嬉しい誤算でした。

さて大阪駅に戻りますと、暑くて暑くてキエー!!
そして眩しい。
大阪駅はちょうど増築・改装中なのもあり、ルクアと伊勢丹もオープン直前です。
新しいという眩しさと、チラシ置き場にまで電灯があり、節電の薄暗さに目が慣れていたわたしは、とにかく眩しくて眼がチカチカしました。
大阪は別世界だ…

つづきます