洞宗 安楽寺は、小説真田太平記になんべんも出てきます。
忍びが宿にしたり体を休めたりする描写があるので、なんとなく山の宿坊的な建物をイメージしてました。
坂道をのしのし上り、黒門を通ってまだまだ坂道。
安01
門の左にちょっぴり写っている建物(宿)には、半年後に訪れることになります。
詳細は、次の旅行記で。
足下は石畳で舗装されていて、歩きやすくわかりやすいです。
安02
お天気はいいけど、やっぱ冷え込んでる。
晴れててよかったわ~

安楽寺は立派な本堂だけでなく、庫裏と坐禅堂もあり、なるほど逗留できそう。
ここのお堂に温度計があったんですが、13.5℃でした。
わたしの服装はジーンズ、ソックス、タートルネックのカットソーに薄手のハーフコート。
アンダーは普通にキャミです。あったか下着じゃありません。
さすがにこの気温では上半身が寒くて、ニットのカーディガンがほしいとこでした。
 
本堂左手から、うわさの三重の塔にあがれます。
JTBの団体ツアーのお客さん(当然ご年配)と一緒になり、いきなりにぎやかに。
おばちゃん達は杖を借りてました。
確かに結構な階段なんですよ。
安03
だってほら、この見上げた感で伝わるかと思います。
登り切ったところには、普通に一般の方の墓地があり、その間に八角三重塔があります。
安04
四重に見えますが、一番下は裳階(もこし)というひさしになります。
木造建築ってすごいわー
安05
こんな緩やかなカーブが出せて、しかも現存ですよ。
http://www.anrakuji.com/index.htm
公式サイトの「境内案内」-八角三重塔にある、上空からの写真が見事です。
そしてお庭の規模が大きい。
安06
手入れもすごくされていて、特に左手の大きなパラソルチョコみたいな木、立派な【高野槙】です。
木の下をくぐって、ようやく木の名前の札に気がつくぐらい、足下まで緑。
帰宅してから母にデジカメを見せて
「この木がねーすごかったの。きれいに手入れされてて、写真に収まらないぐらい背が高かったよ。名前が“なんとか槙”-----なんかこう、霊験あらたかな名前がついてたんやけど、忘れた」
「高野槙やろ」
「!! それー!!」
「高野槙は高野山によう生えてて、年中緑で葉が落ちへんねん。悠仁親王のお印やで」
へー、母、Wikiみたいやな。

境内は他にも見所がたくさんあってのんびりしすぎまして、常楽寺まで足を伸ばす時間が無くなりました。
なので、石湯に行く前にちょっとだけ北向観音へ寄り道。
安07
こっちは観光客がすごく多い。
南に向かってる善光寺に対して北向きなんだって。 (善光寺には翌年行きます
こっちは天台宗です。
安08
愛染カツラが見事に紅葉していました。
昔の映画でヒロインがここで愛を誓った舞台だったので、おっちゃん達が萌えー萌えーってカンジでしたよ。

つづきます